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　先日の昼下がり、と言っても夕方６時頃、京都の繁華街、四条通りの大丸と高島屋の間位で、着物姿の美人に出くわした。

　観光客は２～３人連れで着物姿で京都観光を楽しんでるが、其の美人は上品な柄の着物を着こなし、しかも何故かマスクして無かった。そんなに雑踏でも無かったので、良いのか悪いのかは問題で無いが、マスクが無かったお陰できりっとした口元の、歳の頃は３０代半ばかな。

　素人の人なのか、商売女なのかも気に成った。素人の女性にしては着こなしが板に付いてたし歩き方も様に成ってた。しかしバーやナイトクラブの祇園のママにしては、出勤時間が遅いし、祇園からも一寸離れてた。ど素人には見えないし、何か着物に関係する仕事の人かな？例えば御茶、生け花の師匠、踊りの師匠、モデル？キョロキョロ、ダラダラ、わき見もせず、背筋も伸ばして、真直ぐ前を向いて急がず慌てず少し早目の足さばき。益々気になる美人だった。かと言って見たのは一瞬、昔なら写真に収めたいが、今時勝手に他人の写真は撮れない。しかし写真撮りたかった。こういう場合どお声を掛けたら良いのかな？写真集に載せたい『着物の京美人』とでも言うのかな？其れにしては、スマホしか持ってない。格好つける為に、たいそうな格好して如何にもプロのカメラマンで御座いますなんて恰好するのも面倒だ。