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　若い人は知らないと思いますが、当時、三億円を積んだ現金輸送車が東芝の府中工場へ向かう途中、バイクに乗った偽警察官に止められ、「爆薬が仕掛けられてる！早く降りなさい、避難しなさい！」と言われ、車から離れて、警察官が車に乗り込み、爆発しても安全な場所に車を移動させた。しかし現金は無く成って居た。
之が事件のあらましだったと思います。

　謎は結局、犯人も現金も見付からず、証拠品も有ったにも関わらず時効に成ってしまいましたが、未だに未解決事件の代表みたいなものです。

　しかし不思議なのは、怪我人が一人も出ないし、御金も保険が掛けて有ったろうから会社は損害が殆ど無かった。保険会社も再保険（海外の保険会社に再保険掛けてた？之は推測の域を出ないが）も損害は殆ど免れた。結局被害を受けた人、会社、団体は居なかった事に成る。

　では何故此の事件が起きたかだ。確かこの事件はドラマ化されたかな？
　推測では「木は森に隠せ」が見つからない為の鉄則です。詰り、何か大きな事件が有って、其れを隠す為に仕組まれた事件では無いのか。当時世間は此の三億円事件で連日マスコミで取り上げられて居た。小さな事件、出来事は片隅に掲載されただけで世間の歓心が無い。本当は大きな出来事が意図的に仕組まれていた。しかも単独犯で、仲間割れ情報が洩れる心配は無い。下手すりゃその単独犯もプロの手で殺されて別事件として処理されてしまっていたかもしれない。これ等は全て推測の事柄。

　但し、今でも、大きな事件が隠蔽されたり、他の大きな事件、話題の陰で目立たなく仕組まれていない保証は無い。公文書も開示されるのは何十年後かだ。