tinc さんの日記
2020
9月
15
(火)
20:53
本文
着用しない衣類や靴等をフリマアプリに出品することを続けている。ただ廃棄するよりも時間も労力も要するし利益と呼ぶほどのものも発生しないが、誰かが好きに使うなら捨てるよりも良いのかもしれないと思って行っている。多くは私が他の誰かから中古で購入したものであるから少なくとも次は3オーナー目である。
何かを手にする時には自分の価値観と向き合うことになる。手放す時も同様である。取り憑かれたかのように同じようなものばかり集めていた頃や、好きでない色や形を敢えて取り入れようと試みていた頃のこと、パートの時間を減らして古着店を巡った頃のことを思い出す。気持ちはその時々で燃え盛る熱狂であったり長く静かに燻る微熱だったりする。どのような気持ちでも買い物をしてしまう性分なのだろう。
およそ20年来のその性分は今眠りにつこうとしているようだ。再び目覚めるのか否かは分からない。いつか要るから持っておくと決めていたものを今要らないから手放すという心境になったことには自分で少し驚いている。手放した後に手放したことを後悔することも考えられるが、20年間買い物を続けてきて後悔なら飽きるほどしたのでもう充分であり後で己が泣こうが喚こうが取り合う気は無い。
書籍のスキャンも並行している。紙の本には執着がありそれらを分解することには強い抵抗を感じる。乗り越えよう。
荷物が減ったらもっと安いアパートへ引っ越す。自動車が必要にならない範囲でなるべく駅から遠くて不便なほうが良い。できれば近所に大きな公園のあるところ。静かなところ。広い歩道のある道が近いところ。顔見知りの人々にも犬や猫にも別れを告げねばならない。いなくなると寂しいと思われるのは重荷ではないかと想像するので、惜しまれる存在でなくて良かったと思う。
何かを手にする時には自分の価値観と向き合うことになる。手放す時も同様である。取り憑かれたかのように同じようなものばかり集めていた頃や、好きでない色や形を敢えて取り入れようと試みていた頃のこと、パートの時間を減らして古着店を巡った頃のことを思い出す。気持ちはその時々で燃え盛る熱狂であったり長く静かに燻る微熱だったりする。どのような気持ちでも買い物をしてしまう性分なのだろう。
およそ20年来のその性分は今眠りにつこうとしているようだ。再び目覚めるのか否かは分からない。いつか要るから持っておくと決めていたものを今要らないから手放すという心境になったことには自分で少し驚いている。手放した後に手放したことを後悔することも考えられるが、20年間買い物を続けてきて後悔なら飽きるほどしたのでもう充分であり後で己が泣こうが喚こうが取り合う気は無い。
書籍のスキャンも並行している。紙の本には執着がありそれらを分解することには強い抵抗を感じる。乗り越えよう。
荷物が減ったらもっと安いアパートへ引っ越す。自動車が必要にならない範囲でなるべく駅から遠くて不便なほうが良い。できれば近所に大きな公園のあるところ。静かなところ。広い歩道のある道が近いところ。顔見知りの人々にも犬や猫にも別れを告げねばならない。いなくなると寂しいと思われるのは重荷ではないかと想像するので、惜しまれる存在でなくて良かったと思う。
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