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昔住んでいた町は、いまでは一大観光地なんですが、裏道に入らずとも結構な大通り沿いに性風俗のお店がある。
立派な歴史的建造物の足元に金ぴかのラブホテルが建っていたりする。

家族がそろって集う商店街に入る前には、飲み屋街があるからいやでも通る。
（いや、別にいやじゃないけど。）

で、そのなかに自分と同じ名前のスナックの看板がある。
同じといっても、漢字はちょっとなまめかしい組み合わせ。
例えば、「よしこ」だったら「夜紫孤」みたいな。
子供心にも、その店の前を通ると気になってしょうがない。
スナック。。前を通るときは締まっている、昼間だし。。。そして、薄暗くなると看板に明かりが灯る。
ときどきママさんが頭にカーラーをまいて、ドアをあけて掃除機かけてる（笑）。


さて、それほど旅行したいという方でもないのですが、東京に行くなとか、県外に出ると車のナンバーをチェックされるだの、どこから来たのか問われるなどというニュースが出るし、買い物さえマスクしながら外に出るのもおっくうなんだけれど、気持ちは裏腹に
どこかに行ってみたい気持ちがむくむくと沸き起こる。

コロナが落ち着いたら、どこかふらっと旅してみようと思う。

そうはいっても、鉄道に興味があるわけじゃなし、寺社仏閣や観光地、山登り。
何かに強く惹かれるわけでもない。

そうだ！スナックを訪れてみよう！
全国のわたしと同じ名前のスナックへ！

早速キーボードかたかたかた。。。。。あるある～！
東北にも、西日本にも、たくさんではないけれど、それなりに（笑）

妙に親近感が湧く。
旅に出る名目と目的地ができた。

さて、旅行鞄を買いに行くとしよう。