ひろひろ48 さんの日記
2020
8月
19
(水)
10:53
本文
この日本は、弱者を切り捨てる「文化?」風潮?政治?が今も続いてる。江戸時代の貧しいところでは「まびき」、「姥捨て山」などもあった。その「伝統」は、「自己責任」という切り捨てるための言葉でつながり、いま、コロナ禍で、より厳しくシングルマザー、高齢者、など弱者にのしかかっている。
連帯、助けあうことで、いまの困難を乗り越え、未来に進めるかも。新聞の投稿「大波小波」から:
コロナ禍のシスターフッド by 十姉妹
「文芸」秋季号の特集「覚醒するシスターフッド」が意義深い。コロナ禍への目配りを中心にした第二、第三特集よりも前面に出した姿勢や、各小説や評論、さらに対談が「今・女性同士の連帯を描くこと」の重要性を多角的に論じている点を大いに買いたい。
作家・王谷昌とライター・ブレイディみかこの対談で語られたSNS時代における女性の連帯や、「緊縮はフェミニズムのイシュー」は極めて重要な論点だ。財政難を根拠に国が支出を減らせば、最初に被害を被るのは、保育士や介護士など福祉関連の公共セクターや賃金水準の低い人や非正規雇用の人たちで、圧倒的に女性が多いとブレイディは指摘する。
女性の就業と家事労働の二重負担は、イギリスでの「女性はマルチタスキング」と都合よく使われてきたとブレイディが言えば、王谷は女性が家事育児などは元より、コロナ禍の休校で子どもの勉強を見ることまで要請されていると指摘。
確かに「非常事態」下では女性の私的なケア負担は増加し、就業の場では待遇低下にさらされやすい。王谷のいう階級・環境・セクシャリティを超えた、女性たちが生き延びるための「シスターフッド」を切望する。コロナ禍で後回しにされがちな、今だからこそ。
<引用以上>
海外に住んで、その国の日常など面白く紹介するようなエッセイを書かれている日本女性も、ときどき話題になりますが、いま「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の大ベストセラーのブレイディみかこさんの視点は、するどい。いろんなところでも発言しているが、すばらしいと思う。どっかの政党の女性の国会議員で、男性に媚び、男性視点で語る人もけっこういる。
日本の低賃金は、男性の非正規雇用もふくめ、政治、大企業が作り出したもの。生産性が低いわけでもない。下請け構造で低賃金を押し付け、非正規雇用で低賃金を押し付ける。保育、介護の低賃金は、女性の労働者を前提にしたもので、これも政治が作り出している。
それを許しているのは、ほぼみんながあきらめているから。声を出さないから。欧米では、自分たちの権利のため、ストをし、デモもする。日本では、ほとんどストがない。
まずは、女性たちが連帯するための「シスターフッド」は重要だろう。
連帯、助けあうことで、いまの困難を乗り越え、未来に進めるかも。新聞の投稿「大波小波」から:
コロナ禍のシスターフッド by 十姉妹
「文芸」秋季号の特集「覚醒するシスターフッド」が意義深い。コロナ禍への目配りを中心にした第二、第三特集よりも前面に出した姿勢や、各小説や評論、さらに対談が「今・女性同士の連帯を描くこと」の重要性を多角的に論じている点を大いに買いたい。
作家・王谷昌とライター・ブレイディみかこの対談で語られたSNS時代における女性の連帯や、「緊縮はフェミニズムのイシュー」は極めて重要な論点だ。財政難を根拠に国が支出を減らせば、最初に被害を被るのは、保育士や介護士など福祉関連の公共セクターや賃金水準の低い人や非正規雇用の人たちで、圧倒的に女性が多いとブレイディは指摘する。
女性の就業と家事労働の二重負担は、イギリスでの「女性はマルチタスキング」と都合よく使われてきたとブレイディが言えば、王谷は女性が家事育児などは元より、コロナ禍の休校で子どもの勉強を見ることまで要請されていると指摘。
確かに「非常事態」下では女性の私的なケア負担は増加し、就業の場では待遇低下にさらされやすい。王谷のいう階級・環境・セクシャリティを超えた、女性たちが生き延びるための「シスターフッド」を切望する。コロナ禍で後回しにされがちな、今だからこそ。
<引用以上>
海外に住んで、その国の日常など面白く紹介するようなエッセイを書かれている日本女性も、ときどき話題になりますが、いま「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の大ベストセラーのブレイディみかこさんの視点は、するどい。いろんなところでも発言しているが、すばらしいと思う。どっかの政党の女性の国会議員で、男性に媚び、男性視点で語る人もけっこういる。
日本の低賃金は、男性の非正規雇用もふくめ、政治、大企業が作り出したもの。生産性が低いわけでもない。下請け構造で低賃金を押し付け、非正規雇用で低賃金を押し付ける。保育、介護の低賃金は、女性の労働者を前提にしたもので、これも政治が作り出している。
それを許しているのは、ほぼみんながあきらめているから。声を出さないから。欧米では、自分たちの権利のため、ストをし、デモもする。日本では、ほとんどストがない。
まずは、女性たちが連帯するための「シスターフッド」は重要だろう。
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