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tinc さんの日記
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tinc さんの日記

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2020
8月 16
(日)
21:00
他人の家
本文
私は他人の家を苦手としている。非常識なのでお邪魔すれば無自覚に失礼なことをするだろうと思うからである。ましてやご家族がいるとなると冷汗と脂汗を一度に流すことになる。

ところが今日は先月にある展覧会にご一緒した、かつてのパート先の先輩の家へお邪魔することになった。先輩のお母様が用意して下さったアイスティーのグラスが濡れるよりも先に、私は冷汗と脂汗を流し始めていた。

先輩が私を自宅へ招いたのは、先輩自身がその持病から身体障害者手帳の申請を検討していることと、お祖母様が高齢なので施設入所あるいは在宅での介護サービス導入を考えておられることの2つの事項に関して私の助言を得たほうが良いと考えたからとのことであった。身体障害者手帳に関しては病院の医療ケースワーカー、介護サービス導入のほうは地域包括支援センターへ相談するべき事柄であることは理解しているが、公的な支援を受けることにはまだ心情的な抵抗があり、公的な立場にある人への不信感も持っているので、自分ひとりではうまくゆかないと思う、というのが先輩の述べるところであった。先輩はまた仮にお母様が中心となってそれらの手配を行った場合には、いかなる結果であっても素直に受け入れることは難しそうである、とも加えた。

私は少し考え、私が介入したところで具体的に何かをできるわけではないので実際に受ける公的支援に変化が生じることは無いと思うが、先輩の心情的な納得の有無は確かに大きな要素である、申請やその準備に同行・同席することや申請の結果を受けて問い合わせる内容があればそれを整理すること等は私にもできる、という趣旨のことを答えた。
「いわば事態をただ見届けるような立場になります」と私は言った。
「見届けて下さい」と先輩は答えた。
手始めに次回の私の休日に一緒に役所へ行き、申請の案内を受ける約束をして切り上げた。先輩は私の家まで送ってゆくと言って下さったが、暑いので断った。

帰り道を歩きながら私が思ったのは、私はもはや他人の家や家族を苦手だと言っている場合では無いようだということである。先輩は持病に加えて性自認や家族あるいは他人との関係上の課題を抱えているように見受けられる。そのうちにお祖母様の介護負担が増大すればいよいよ生活が破綻を来すかもしれない。私にわざわざ話をするということは他によほど相談先が無く、溺れる人が藁を掴むような心理状態でいる可能性が高い。

私は今後暫く、冷汗と脂汗はこれら先輩の課題に関してのみ流そうと思う。自分が失礼なことをすることを怖がるのは解決後まで忘れよう。
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