ひろひろ48 さんの日記
2020
7月
25
(土)
16:38
本文
先週、水曜の夕刊のコラム「大波小波」から:
小林泰三「代表取締役アイドル」(文芸春秋)は、地下アイドルの河野ささらが、ワンマン社長の独断で世界的な企業の社外取締役になるお仕事小説である。
本書は、経営の知識と経験はないが悪癖に染まっていないささらの視点で、無能で愚かな人間が上意下達の巨大組織のトップになると、どれほどの混乱を巻き起こすのかをコミカルに描いている。本来なら、こんな上司いるよなとか、こんな会社では働きたくないよなとか楽しむ小説なのだろうが、この国のトップが作中の社長や会長に近いので、笑えない。。
マイナンバーカードと電子マネーを紐付けし、チャージとか決済をするとポイントが還元されるナイナポイントの申し込みが始まった。ところがパソコンからの手続きには、既に時代遅れのInternet Explorer IIが必要で、現在主流のブラウザーであるGoogle ChromeやMichrosoft Edgeが使えないと話題に。。
これはトップが愚かで無能な組織がもたらす混乱の典型で、新型コロナの渦中に布マスクを配布したり、テレワークの普及で印鑑の非効率性に気付いたりしたこともと通底している。
ただ企業のトップより、政治のトップを変える方が実は簡単だ。次の選挙を楽しみに待ちたい。
<引用以上>
戦後の混乱期、いろんな企業が起こり、新しい技術、あたらしいビジネスが起こる。巨大な企業、組織に縛られない起業の経営者が新しいやりかたで。そこには、運もあるだろうけど、嘘のない真剣な努力がなければ生き残れない。上司へのごますり、組織の中での人脈で出世などありえない。
大きな組織になれば、それなりの人材もめぐまれ、トップの失敗も多少はカバーできる。でも、それでは、今の時代、生き残れない。世襲の議員、政治家、忖度で出世する官僚たちでは、この先、希望はない。
小林泰三「代表取締役アイドル」(文芸春秋)は、地下アイドルの河野ささらが、ワンマン社長の独断で世界的な企業の社外取締役になるお仕事小説である。
本書は、経営の知識と経験はないが悪癖に染まっていないささらの視点で、無能で愚かな人間が上意下達の巨大組織のトップになると、どれほどの混乱を巻き起こすのかをコミカルに描いている。本来なら、こんな上司いるよなとか、こんな会社では働きたくないよなとか楽しむ小説なのだろうが、この国のトップが作中の社長や会長に近いので、笑えない。。
マイナンバーカードと電子マネーを紐付けし、チャージとか決済をするとポイントが還元されるナイナポイントの申し込みが始まった。ところがパソコンからの手続きには、既に時代遅れのInternet Explorer IIが必要で、現在主流のブラウザーであるGoogle ChromeやMichrosoft Edgeが使えないと話題に。。
これはトップが愚かで無能な組織がもたらす混乱の典型で、新型コロナの渦中に布マスクを配布したり、テレワークの普及で印鑑の非効率性に気付いたりしたこともと通底している。
ただ企業のトップより、政治のトップを変える方が実は簡単だ。次の選挙を楽しみに待ちたい。
<引用以上>
戦後の混乱期、いろんな企業が起こり、新しい技術、あたらしいビジネスが起こる。巨大な企業、組織に縛られない起業の経営者が新しいやりかたで。そこには、運もあるだろうけど、嘘のない真剣な努力がなければ生き残れない。上司へのごますり、組織の中での人脈で出世などありえない。
大きな組織になれば、それなりの人材もめぐまれ、トップの失敗も多少はカバーできる。でも、それでは、今の時代、生き残れない。世襲の議員、政治家、忖度で出世する官僚たちでは、この先、希望はない。
閲覧(3622)
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |