starfish さんの日記
2020
6月
30
(火)
21:47
マザコン男の母


本文
昨日のブログでしばし義母の思い出に浸ったら
泥縄式にもう一人、若い頃に知った中年女性を思い出した。
この人もまた「子どもこそすべて」という人で
私の人生に強烈なインパクトを与えた。
ほんの短期間付き合った年下新卒君の母親である。
この人は「かわいい僕ちゃん」の帰りが遅くなったり外泊したりするようになると興信所を使って私の部屋を突き止め、怒鳴り込んできた
「かわいい息子をよくもたぶらかしたわね」
後から登場した僕ちゃんが必死に
「違うよ。僕が好きになって強引に…」
「黙りなさい、Iちゃん!あなたはやさしくて世間知らずだから騙されたのよ。もう、2度と会わないで。男を部屋に連れ込むような女なんて許しません。年上の女なんて論外です
」
そして「僕ちゃん」を引きずるようにして連れ帰った
この手ごわいかーちゃんの話は聞かされていた。
「いずれ紹介することになるから先に言っておくけど」という形で。
彼は待望の男の子ということで幼いころからものすごい溺愛偏愛を受け、大学時代にバイトして車を買ったり海外旅行しようとしても
「バイトなんか不良になる」と勝手にバイト先に断りを入れて辞めさせ
自分が朝昼晩と血を吐くほど働いて「僕ちゃんの小遣い」を捻出したそうだ。
自分でバイトして買うからとでも言おうものなら半狂乱になるので好きにさせておくしかなかったそうだ。
大学も就職先ももちろんかーちゃんが決めた。
付き合っていた当時も親子二人で仲良く海外へ行き、風呂へ入れば背中を流しに来るわで
「閉口するよ」と言いつつも
スポンサーでもあるし、突き放さないのも親孝行かな、という気持ちもあるしで、ずるずると気持ち悪い親子関係に甘んじていたらしい。
かーちゃんは沖縄のシーサーのような顔と髪形をして70歳くらいの人が着るようなオーバーを着ていたが、まだ50歳くらいだったはず。
私を見据えて「あなたも子どもができれば私の気持ちわかるはず。親ならだれでも子どもが不幸になるのを見ていられないものよ」と鼻の穴をぴくぴくさせながらチョー上から目線で言い放った。
一瞬、「このおばはん、私の人生に呪いをかける気か?こんな醜い婆になったらどうしよう」と
ぞっとしたが
別にそうはならなかった。
子どもが自分に肯定感を持ち
自ら選んだことを応援しようと思うだけ。
そして「人生子どもがすべて」とも思わない。
このときの僕ちゃんは後にストーカーとなって
私の生活を脅かしたので警察にお願いするしかなかったが、かーちゃんは私を恨んでいるだろうか?
泥縄式にもう一人、若い頃に知った中年女性を思い出した。
この人もまた「子どもこそすべて」という人で
私の人生に強烈なインパクトを与えた。
ほんの短期間付き合った年下新卒君の母親である。
この人は「かわいい僕ちゃん」の帰りが遅くなったり外泊したりするようになると興信所を使って私の部屋を突き止め、怒鳴り込んできた

「かわいい息子をよくもたぶらかしたわね」
後から登場した僕ちゃんが必死に
「違うよ。僕が好きになって強引に…」
「黙りなさい、Iちゃん!あなたはやさしくて世間知らずだから騙されたのよ。もう、2度と会わないで。男を部屋に連れ込むような女なんて許しません。年上の女なんて論外です

そして「僕ちゃん」を引きずるようにして連れ帰った

この手ごわいかーちゃんの話は聞かされていた。
「いずれ紹介することになるから先に言っておくけど」という形で。
彼は待望の男の子ということで幼いころからものすごい溺愛偏愛を受け、大学時代にバイトして車を買ったり海外旅行しようとしても
「バイトなんか不良になる」と勝手にバイト先に断りを入れて辞めさせ
自分が朝昼晩と血を吐くほど働いて「僕ちゃんの小遣い」を捻出したそうだ。
自分でバイトして買うからとでも言おうものなら半狂乱になるので好きにさせておくしかなかったそうだ。
大学も就職先ももちろんかーちゃんが決めた。
付き合っていた当時も親子二人で仲良く海外へ行き、風呂へ入れば背中を流しに来るわで
「閉口するよ」と言いつつも
スポンサーでもあるし、突き放さないのも親孝行かな、という気持ちもあるしで、ずるずると気持ち悪い親子関係に甘んじていたらしい。
かーちゃんは沖縄のシーサーのような顔と髪形をして70歳くらいの人が着るようなオーバーを着ていたが、まだ50歳くらいだったはず。
私を見据えて「あなたも子どもができれば私の気持ちわかるはず。親ならだれでも子どもが不幸になるのを見ていられないものよ」と鼻の穴をぴくぴくさせながらチョー上から目線で言い放った。
一瞬、「このおばはん、私の人生に呪いをかける気か?こんな醜い婆になったらどうしよう」と
ぞっとしたが
別にそうはならなかった。
子どもが自分に肯定感を持ち
自ら選んだことを応援しようと思うだけ。
そして「人生子どもがすべて」とも思わない。
このときの僕ちゃんは後にストーカーとなって
私の生活を脅かしたので警察にお願いするしかなかったが、かーちゃんは私を恨んでいるだろうか?
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