しき さんの日記
2020
7月
16
(木)
20:35
本文
前回のblogを書いた後
声を掛けて何度か餌を置いていたら、猫なりに少しは信頼感が醸し出されたのか…
物置の隅から私を見つけ、時々姿を見せてくれるようになった。
声を掛けると、物置から走り出て来て、餌入れの前で待機するようにもなった。
私と猫の距離が、2メートルから1メートルに縮んで、手を伸ばしても尻込みしつつ、指を噛む…イタイ 程にまでなった。
思い切って両手を伸ばして猫を抱く、手の中の猫は思ったより重くて、以前の様には抵抗せず、体を硬くしただけだった。
雨の夜に、鳴き声を聞いてからここまでで6日。
物置と化した犬小屋に、入っていたバーベキュー用の炭や網はそのままに
断捨離の時に、もしかしたらと思って取っておいた膝掛けを犬小屋いっぱいに敷く。
怪しんで、なかなかじっと入ってはいない。
すぐに犬小屋の陰に、隠れては出てくる…を繰り返した。
夜は雨の予報なので、出来れば犬小屋で寝て欲しかった。
猫を抱いた時、母に見せたら
「こんな小さな猫なの!」と眼を見張った。
いつもと違い、その眼には生気が宿っていた。
次の日 母の部屋で2人、話をしていたら、外で猫の鳴く声が聞こえた。
餌はあげたし、どうしたんだろう?と外を覗くと、犬小屋近くに置いてあるベンチの上からこっちをじっと見ている。
「おいで」と声を掛けたが、来よう筈も無い。
と、思っていたら、おずおずと母の部屋に入って来た。
「あら、入って来ちゃった」と言うと
母が、猫をベッドに乗せるように言うので、まだ病院にも行ってないし、ノミとか洗ってない身体とか…と思ったが、母は平気だった。
猫をお腹の上に乗せて、今では痩せて長い指で、猫の首筋を撫でた。
それから3日、外へ出たがりもせず、すっかり家にも慣れた猫は、寝ている母の遊び相手。
ノミも見当たらず、心配していたおトイレも、何の苦も無く猫砂の上でクリアした。
獣医さんにも
「保護猫にしては綺麗な猫チャンですね」
「ノミも居ないし、よく診せてくれます」
と、褒められた。
私の希望で、虫下しと目薬を頂く。
後は母の部屋を横目で見て通る、旦那さまの説得
だけが私の腕の見せどころだった。
保護からひと月。
旦那さまの猫嫌いは変わらないが、まだ小さい事、おトイレをすぐ覚えてお利口だった事、で妥協したのか、今ではリビングに居ても気にもしない
時には晩酌のおつまみのチーズをあげたりもする。
(近寄られるのが嫌なので、ポイッと投げる)
私の手や腕はひっかき傷だらけ。
母は猫を膝に乗せるので膝に爪の形のひっかき傷がある。
それでも我が家の猫は、今ではなくてはならない存在だ。
母が望む、猫と過ごす毎日を、私や旦那さまは守ろうと努力している。
猫の名前は、瞳の色から「琥珀」と名付けた。
私たちは「ハク」と呼ぶが
母は「チビ太」と呼んで、旦那さまが何度名前を教えても、呼び方を変えようとはしない。
それでも まあ良いか、と思っている。
声を掛けて何度か餌を置いていたら、猫なりに少しは信頼感が醸し出されたのか…
物置の隅から私を見つけ、時々姿を見せてくれるようになった。
声を掛けると、物置から走り出て来て、餌入れの前で待機するようにもなった。
私と猫の距離が、2メートルから1メートルに縮んで、手を伸ばしても尻込みしつつ、指を噛む…イタイ 程にまでなった。
思い切って両手を伸ばして猫を抱く、手の中の猫は思ったより重くて、以前の様には抵抗せず、体を硬くしただけだった。
雨の夜に、鳴き声を聞いてからここまでで6日。
物置と化した犬小屋に、入っていたバーベキュー用の炭や網はそのままに
断捨離の時に、もしかしたらと思って取っておいた膝掛けを犬小屋いっぱいに敷く。
怪しんで、なかなかじっと入ってはいない。
すぐに犬小屋の陰に、隠れては出てくる…を繰り返した。
夜は雨の予報なので、出来れば犬小屋で寝て欲しかった。
猫を抱いた時、母に見せたら
「こんな小さな猫なの!」と眼を見張った。
いつもと違い、その眼には生気が宿っていた。
次の日 母の部屋で2人、話をしていたら、外で猫の鳴く声が聞こえた。
餌はあげたし、どうしたんだろう?と外を覗くと、犬小屋近くに置いてあるベンチの上からこっちをじっと見ている。
「おいで」と声を掛けたが、来よう筈も無い。
と、思っていたら、おずおずと母の部屋に入って来た。
「あら、入って来ちゃった」と言うと
母が、猫をベッドに乗せるように言うので、まだ病院にも行ってないし、ノミとか洗ってない身体とか…と思ったが、母は平気だった。
猫をお腹の上に乗せて、今では痩せて長い指で、猫の首筋を撫でた。
それから3日、外へ出たがりもせず、すっかり家にも慣れた猫は、寝ている母の遊び相手。
ノミも見当たらず、心配していたおトイレも、何の苦も無く猫砂の上でクリアした。
獣医さんにも
「保護猫にしては綺麗な猫チャンですね」
「ノミも居ないし、よく診せてくれます」
と、褒められた。
私の希望で、虫下しと目薬を頂く。
後は母の部屋を横目で見て通る、旦那さまの説得
だけが私の腕の見せどころだった。
保護からひと月。
旦那さまの猫嫌いは変わらないが、まだ小さい事、おトイレをすぐ覚えてお利口だった事、で妥協したのか、今ではリビングに居ても気にもしない
時には晩酌のおつまみのチーズをあげたりもする。
(近寄られるのが嫌なので、ポイッと投げる)
私の手や腕はひっかき傷だらけ。
母は猫を膝に乗せるので膝に爪の形のひっかき傷がある。
それでも我が家の猫は、今ではなくてはならない存在だ。
母が望む、猫と過ごす毎日を、私や旦那さまは守ろうと努力している。
猫の名前は、瞳の色から「琥珀」と名付けた。
私たちは「ハク」と呼ぶが
母は「チビ太」と呼んで、旦那さまが何度名前を教えても、呼び方を変えようとはしない。
それでも まあ良いか、と思っている。
閲覧(3412)
カテゴリー | ||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |