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お酒を飲んだ翌日に、「全く覚えてない！」という人がいます。

「おのおの方、努々騙されてはなりませぬぞ！」（笑）と、私は『あれは嘘を言ってる』と思っていました。

しかし、実際に意識が飛んでしまった男がいました。

都内で同窓会の幹事会を開き、会議終了後に場所を移してみんなで軽く飲みました。
２時間ほどでお開きとして、私はみんなと別れ　電車で帰って来たのですが・・・

住んでいる街の駅につき、更にぶらぶらと夜風に吹かれて歩いて家に帰り、家についたときに携帯電話がなりました。
出ると、都内の警察署からでした。

「○○さんという男性をご存知すですか？」と、今日の会合に来ていた親友の姓名を告げられ、「はい、私の友人ですが・・・」

彼は意識をなくして路上に倒れているところを通報され、警察のご厄介になっているようでした。
私が電車に乗った後何人かで梯子をしたのでしょうが、どこでどれだけ飲んだかもすっかり記憶から飛んでいるようでした。
警察官は「どこで飲んだのか？お金を幾ら払ったのか？全く覚えてないようですし、財布をなくしたようなので迎えに来てもらえませんか？」」とのことでした。

財布も落したのか？スられたのか？も覚えがないようでしたが、既に彼と別れて２時間以上が経過していますし、如何に親友の窮地とはいえ、この時間からまた都内まで行くにはかなりのムリがありました。

そこで、彼の自宅の電話番号を教えて、家族に迎えに来てもらうよう伝えました。

私の場合は、例えば昼間から深夜まで飲んだとしても全く変わらず、ましてや意識を無くすなどということは一度もありません。
常にきちんとしていますし、家に帰ると戸締りの点検をしてお風呂を沸かして入り、ちゃんとパジャマに着替えてベッドに入ります。

お酒を飲んで＜意識が飛ぶのは１度だけ＞に止めておかないと大変なことになるそうですよ。

実際には血中アルコールの濃度が一定以上になると、脳の記憶を司る＜海馬＞の神経細胞がその働きをやめてしまうことから起きる現象で、お酒を飲んで意識が飛ぶ人は「認知症の入り口にいる」・・・ということのようです。

翌日、彼に電話して大丈夫だったか？聞き、注意しましたが、「ボケてしまえば、こっちのもんだ！」などと強がっていました。

ボケてしまえば良いかもしれません？
しかし、ボケて行く過程においての長い時間、一番惨めな思いをするのは<本人＞の筈なのですが！