湘南のカモメ さんの日記
2020
6月
10
(水)
08:47
本文
たしか高校時代に読んだ小説に「壁に配管され、バーテンがコックを捻ると透明なグラスに琥珀色の液体が満たされて行く」みたいなことが書いてあり、「大人になったら何が何でもこのバーへ行くんだ!」と思ったものでした。
大人になったからといっても、住んでいる所が余りにも遠かったらおいそれとは行けなかったかもしれません。
しかし、私が住んだのは幸いにもこのバーまで電車で1時間あまりの所。
行ってみましたさ!
浅草は<神谷バー>なるお店を探して!
カウンターバーだとばかり想像していましたが、お店に入ってみると「バー」とは名ばかりで、騒々しい「居酒屋」と見間違う光景にガッカリでした。
知らない人と相席で、廻りを見回しましたが、壁に設置されている筈の配管はなく、勿論透明なグラスに注がれていく琥珀色の液体などは見るべくもありませんでした。
廻りを見渡すと、ビールをチェイサー代わりに飲んでいる人ばかり。
注文を取りにきた店員さんに、「昔読んだ小説に、壁の配管の記載があったが・・・」と尋ねると「それは以前のお店では?ここは移転して新しくなっていますから」
『私が夢にまで見た「電気ブラン」はビールなんかで飲むんじゃないよ!冷たい水で飲むものなんだ!』と、電気ブランと冷水を注文しました。
それでも、初めて飲む<薬臭い>電気ブランが感慨深く、もう一杯だけお替りをして・・・
昭和も初め頃に書かれた小説だったかも知れません。
題名は忘れてしまいましたが、もう一度探して読んでみたくなりました。
「昭和は遠くなりにけり」を実感しながら・・・
大人になったからといっても、住んでいる所が余りにも遠かったらおいそれとは行けなかったかもしれません。
しかし、私が住んだのは幸いにもこのバーまで電車で1時間あまりの所。
行ってみましたさ!
浅草は<神谷バー>なるお店を探して!
カウンターバーだとばかり想像していましたが、お店に入ってみると「バー」とは名ばかりで、騒々しい「居酒屋」と見間違う光景にガッカリでした。
知らない人と相席で、廻りを見回しましたが、壁に設置されている筈の配管はなく、勿論透明なグラスに注がれていく琥珀色の液体などは見るべくもありませんでした。
廻りを見渡すと、ビールをチェイサー代わりに飲んでいる人ばかり。
注文を取りにきた店員さんに、「昔読んだ小説に、壁の配管の記載があったが・・・」と尋ねると「それは以前のお店では?ここは移転して新しくなっていますから」
『私が夢にまで見た「電気ブラン」はビールなんかで飲むんじゃないよ!冷たい水で飲むものなんだ!』と、電気ブランと冷水を注文しました。
それでも、初めて飲む<薬臭い>電気ブランが感慨深く、もう一杯だけお替りをして・・・
昭和も初め頃に書かれた小説だったかも知れません。
題名は忘れてしまいましたが、もう一度探して読んでみたくなりました。
「昭和は遠くなりにけり」を実感しながら・・・
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