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湘南のカモメ さんの日記
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湘南のカモメ さんの日記

 
2020
5月 19
(火)
11:42
手抜き工事のメカニズム
本文
日本では第二次大戦後、国の持ち家政策で住宅金融公庫が誕生し、銀行の住宅融資制度も整備されたことから一気に大量の住宅需要が発生しました。
当時の高度成長政策による国民生活の向上も寄与して、他国には見られない日本独自の家作りシステムである「ハウスメーカー」が誕生しました。
大量の住宅建築需要に応じて、ハウスメーカーは需要が多い地域へ職人を呼寄せ、中途半端な腕の職人までも大挙して需要がある地域へ押し寄せました。
その結果、<施主は顔が見えない存在>ととなり、職人たちは<工事が終われば縁が切れる存在>となってしまったのです。
職人たちは<地元での悪評>を気にすることもなく、施主の意向を汲んで「良い家作りをする意識も希薄」となってしまいました。

まず、このような前提があることを知らなければ手抜きについては理解できません。

仕事が降って湧くような高度成長期からバブル期にかけては「時間が足りない」ことによる「知っていてやる、確信犯的な手抜き」でした。
その当時の親方たちは、自分のことだけで手一杯で、弟子を育てることをしてきませんでした。
そのため、弟子の方は「確信犯的な手抜きを、当たり前の工事」として覚え、現在では正しい工事を知らない職人が大量に育ってしまった「無知の結果としての手抜き」が横行しています。

不況が長期化した平成の時代で更に「無知に加えてコスト面からの圧迫」が手抜きに拍車をかけてしまいました。

平成が終わり、令和の時代に入りましたが不況期にコスト削減された材料価格はそのままです。
そのため現在でも粗悪化した材料が流通しています。

現在は手抜きに加えて材料の粗悪化が顕著な時代。
家作りはよくよく考えないと失敗する時代となっています。

日本では既に昭和48年から家余りが始り、2015年の総務省の調査では一都三県だけでみても空き家は203万戸にも上っていて、
年々その数は増える一方です。

既にハウスメーカーの使命は終わったと思われるのですが、未だにハウスメーカーだけではなく、デヴェロッパーや建売業者など、粗悪な家作りをする業者が存在しています。

かつて「日本の住宅は15年で建て替えする程度の家でいい」と言った日本のある大手ハウスメーカーの社長がいました。

消費者には30年、35年と長期間の住宅ローンを組ませておきながら、ハウスメーカーのトップとの意識の差は歴然としています。

これが日本の住宅産業のあり方、そして手抜きのメカニズムなのです。
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