tinc さんの日記
2020
5月
6
(水)
01:03
本文
暑くてなってもブーツが好きなのでブーツを履いている。アメリカの古いワークブーツを中心にイギリスのカントリーブーツ、フランスやドイツのミリタリーブーツ、中古で見つけた得体の知れぬブーツ等いろいろである。
ブーツも比較してみると設計思想や文化の違いが垣間見えるようで面白い。私が最も多く所有するアメリカ製のブーツは雑な仕上げが醍醐味の一つで、縫い目がずれていたり金具の取り付けが対称でなかったりしても品質や履き心地に問題が生じないことに驚く。日本企画のブーツは見栄えが非常に綺麗に整っている一方、強度や歩行性には合理的な妥協が窺える場合が多い。デザインを優先した結果そうなっている場合もあるし予算からするとこの程度で上等だろうという場合もあり理由は様々あるだろう。みんな個性がある。
この7年くらいか、日本の大手企業がアメリカの昔からあるワークブーツメーカーを買収するという動きが活発に続いており、買収後暫くすると店頭に並ぶ製品の特徴もがらりと変わる。そして私の価値観ではこの一連の事象の結果良い製品になったものは一つも無い。趣味で買って履いているものなので何らかの権利を侵害されたり実害を被ったりしているわけではないのだが、好きなものが無価値なものに変容してゆくのはとにかく気分が悪いことこの上ない。買収前の製品を中古で探すとともに、今のうちにまだ買収されていないメーカーのブーツを買っておこうと思っている。
それは誰も褒めないし金にもならない行為であり、困ったことにそういうことこそ面白いのである。
ブーツも比較してみると設計思想や文化の違いが垣間見えるようで面白い。私が最も多く所有するアメリカ製のブーツは雑な仕上げが醍醐味の一つで、縫い目がずれていたり金具の取り付けが対称でなかったりしても品質や履き心地に問題が生じないことに驚く。日本企画のブーツは見栄えが非常に綺麗に整っている一方、強度や歩行性には合理的な妥協が窺える場合が多い。デザインを優先した結果そうなっている場合もあるし予算からするとこの程度で上等だろうという場合もあり理由は様々あるだろう。みんな個性がある。
この7年くらいか、日本の大手企業がアメリカの昔からあるワークブーツメーカーを買収するという動きが活発に続いており、買収後暫くすると店頭に並ぶ製品の特徴もがらりと変わる。そして私の価値観ではこの一連の事象の結果良い製品になったものは一つも無い。趣味で買って履いているものなので何らかの権利を侵害されたり実害を被ったりしているわけではないのだが、好きなものが無価値なものに変容してゆくのはとにかく気分が悪いことこの上ない。買収前の製品を中古で探すとともに、今のうちにまだ買収されていないメーカーのブーツを買っておこうと思っている。
それは誰も褒めないし金にもならない行為であり、困ったことにそういうことこそ面白いのである。
閲覧(1746)
カテゴリー | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |