tinc さんの日記
2020
4月
30
(木)
19:32
本文
中国に基盤があると思われる、あるチープなアクセサリーブランドに去年の終わり頃から凝っている。安価なものが多いので気軽にたくさん注文できて、普段の自分なら見送るであろうデザインのものも試せるのでいろいろ発見があるのが楽しい。品物自体も指輪表面の複雑なパターンがあまり綺麗に成形されていなかったり、合成樹脂然としたストーンが据えられていたりといかにも胡散臭い感じが私の今の気分にぴったり来るのだ。簡単にアクション映画の弱い悪役の気分に浸ることができる。
私は身に着けるもの全般がわりと好きで、比較的高価なものもとても安価なものも買ってきた。その経験上高いものは良いものが多いし、安いものは何かの要素を犠牲にしているものが多いということはある程度までは本当だと思う。しかし絶対の真実のような尺度は現実にはやはり存在せず、特に何をどう身に着けるかということには必ずその人の意図が介在するため、良さが悪さになることもその逆のこともよく起こる。だからこそ衣類や宝飾品の売り手の言うなりにものを買うのはとても虚しいし、だからこそ何かを身に着けることは面白くて楽しいのだろう。
チープなものを纏うことの最大の良さの一つは、やはり子どものような自由な気分を手に入れられることではないかと思う。自分の未熟で単純な審美眼を信じて疑わなかった頃に立ちかえると活力が湧いてくる。他人の見る目はあんまり関係なくて、一人で興奮していられる。家から出ることが難しい今、強い味方である。
私は身に着けるもの全般がわりと好きで、比較的高価なものもとても安価なものも買ってきた。その経験上高いものは良いものが多いし、安いものは何かの要素を犠牲にしているものが多いということはある程度までは本当だと思う。しかし絶対の真実のような尺度は現実にはやはり存在せず、特に何をどう身に着けるかということには必ずその人の意図が介在するため、良さが悪さになることもその逆のこともよく起こる。だからこそ衣類や宝飾品の売り手の言うなりにものを買うのはとても虚しいし、だからこそ何かを身に着けることは面白くて楽しいのだろう。
チープなものを纏うことの最大の良さの一つは、やはり子どものような自由な気分を手に入れられることではないかと思う。自分の未熟で単純な審美眼を信じて疑わなかった頃に立ちかえると活力が湧いてくる。他人の見る目はあんまり関係なくて、一人で興奮していられる。家から出ることが難しい今、強い味方である。
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