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家人が買い物から帰るなり開口一番「トイレットペーパーがあちらこちらの店で品薄」と言いつつ100円ショップらしき使い捨て手袋の小箱三箱を、買い物袋から取り出しながら「使い捨て手袋も品薄でどうなるのだろう？」(なんだかなぁ〜)と心配の様子。ニュースでもトイレットペーパーが誤った情報で買いだめに走っていることが起きていると伝えていた。それらを聞いている内にある記憶が甦ってきた。子供の頃、起きたオイルショックでのトイレットペーパー騒ぎの事を。
当時まだネットがない時に人伝えが結構重要で誤った情報も拡散しやすかったので石油が入って来なくなるとトイレットペーパーが作れなくなるという典型的なデマに踊らされて母親があちらこちらの店を、巡り回り買いに走り手ぶらで帰って来て「どこにも売っていない！」と嘆いていた記憶がある。その当時の有り様がまさに今、それが当てはまる状況になり始めていると感じた。その当時でもそうだけど何故に「トイレットペーパー」が買いだめの筆頭になるのか今でもよく分からない。