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子供の頃はコンビニなんてありませんでした。
住んでいた家も繁華街や商店街からは遠く近くにあるのは、住宅街のなかにポツンとお豆腐屋さん。ですので3時のおやつはお菓子というより、里芋のふかしたのや、スティック野菜、パンの耳を揚げてお砂糖をからめたもの、だったような気がします。
戸棚には必ず菓子器がありましたけれど、戸棚の中はおじいさんがのむ正露丸ぽいような薬の匂いが広がっていて、菓子器のなかのかりんとう（母はかりんとうが好きだったのでいつも入っていました。いつのかはわからないけどね）は、食べる気がおきませんでした（笑）。

それでも、おつかいの際には一つだけというお約束で買ってもらえたのでした。

今はもうチョコフレークも無いし、スピンも無いし、ちっちゃい箱に入ったオレンジ味のガムも売ってないのですね。

お菓子って味と匂いと当時の思い出が蘇りますね。