tinc さんの日記
2020
2月
1
(土)
19:48
前の日記
本文
血潮の澱に霜の降り
陽の冷たく碑を射すなか
怒号と爆轟の写しに空の頭を満たされて
君とわたしはふたり立つ
この街
君と発ち
どこへ行く
既に逝くもの言わぬ人々を霜といっしょに踏み砕いては
腐るぬかるみに絡められつつ
地を這い
血を吐いてでも
なお奮え
悪を討て
かのみこころのままに
この世に光の国を為す誉れは我らに
そうして多くを忘れてきた
食べ
捨て
別れ
殺し
忘れてきて
いま忘れられる
君よどうか争い乱れよ
いのちいっぱいに
輝く涙と
ほんとうの言葉とで
これら唾棄すべき人のさがを
ばらばらにして組み立てて
削り継ぎ足し塗り磨く
その手の業
刹那の永遠
君よ行くのだ
陽の冷たく碑を射すなか
怒号と爆轟の写しに空の頭を満たされて
君とわたしはふたり立つ
この街
君と発ち
どこへ行く
既に逝くもの言わぬ人々を霜といっしょに踏み砕いては
腐るぬかるみに絡められつつ
地を這い
血を吐いてでも
なお奮え
悪を討て
かのみこころのままに
この世に光の国を為す誉れは我らに
そうして多くを忘れてきた
食べ
捨て
別れ
殺し
忘れてきて
いま忘れられる
君よどうか争い乱れよ
いのちいっぱいに
輝く涙と
ほんとうの言葉とで
これら唾棄すべき人のさがを
ばらばらにして組み立てて
削り継ぎ足し塗り磨く
その手の業
刹那の永遠
君よ行くのだ
閲覧(1897)
| カテゴリー | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
RE: 散文詩1| コメントを書く |
|---|
|
コメントを書くにはログインが必要です。 |
