しき さんの日記
2020
1月
12
(日)
06:52
本文
かねてより計画していた、残雪期の安達太良山に出かけようと決めた、一昨年の3月。
朝の3時時点で、天気は本降りの雨…
これから回復して段々良くなる、という天気予報を信じ、ザックを背負う。
「今日は止めたら?」
と、心配した旦那さまが、止めても無駄…と書いてある顔の私に言った。
「行くだけ行って、登れなかったら温泉にでも入って帰ってくるわ」
そっちの可能性の方が高いと思ったのか、自分も一緒に行く、と言う。
その為、予定より1時間遅れで自宅を出発、運転はスッキリ目覚めている私。
高速道路で3時間半、安達太良山に着いた時には、天気は曇り空にまで回復、スキー場と一緒の駐車場には、車はほとんど停まっていなかった。
当たり前だ
8時に登山口を出発、計画に反してリフトが動いてなかったので、一番下からの登山になった。
と、ここでストックとアイゼンを忘れたことに気づいた
…どうしよう。
断念も視野に入れつつ、恥ずかしかったけど、レンタルスキーの受付でストックだけを借りる事にした。
駄目だったら登らない、と決めて。
受付の人は、ストックだけ借りたい…と言う話に、驚きもせず対応してくれた。
こんな変なお願いも、私が初めてでは無かったのかな?とちょっと気が楽になった。
(もしかしたら、居なくなった後で笑われてたかも知れないけど)
雪の山は、かえって登りやすかった。
雪で道のデコボコが無い上に、雨で緩んだ雪がザクザクしていて、足に負担もかからなそう。
景色はもう 素敵
の一言。
雪と空と冷たい風と足音だけの世界。
車で寝てても良いけど?と言ったのに、行くよ
と言う旦那さま。
絶対ヘタレるわ。
くろがね小屋で一休み。
何の用意もしてなかったので、ここでカップ麺を食べた。
暖炉の前で足を伸ばしていると、もう歩きたく無いなぁ…と呟く彼。
これから先に行くのも帰るのも同じ距離、ピストンで帰っても良いよ?
と言ったが「行く」と言う。
山頂は思ったより近かった。
雪が融けてグズグズの斜面を歩いた時が一番怖かった。
滑落したら、死なないまでも雪まみれだなぁと思いながら つぼ足で進む、そして「乳首」と言われる山頂に到着した。
日暮れまでの時間を考えて、のんびりする事もなくタッチアンドゴー。
帰りは違う道。
笹や、木の枝に乗った雪を踏み抜きながらも、登りの半分の時間で下山。
借りたストックを返し、奥岳の湯で疲れを癒す。
旦那さまには頑張ったご褒美のビール…これで帰りの運転も私だ。
途中で夕食を食べたので、自宅着は深夜11時。
母はもうベットに寝ていた。
この頃はまだ、自分のことは自分で出来たのだった。
あれからもう2年近くが経つ。
朝の3時時点で、天気は本降りの雨…
これから回復して段々良くなる、という天気予報を信じ、ザックを背負う。
「今日は止めたら?」
と、心配した旦那さまが、止めても無駄…と書いてある顔の私に言った。
「行くだけ行って、登れなかったら温泉にでも入って帰ってくるわ」
そっちの可能性の方が高いと思ったのか、自分も一緒に行く、と言う。
その為、予定より1時間遅れで自宅を出発、運転はスッキリ目覚めている私。
高速道路で3時間半、安達太良山に着いた時には、天気は曇り空にまで回復、スキー場と一緒の駐車場には、車はほとんど停まっていなかった。
当たり前だ

8時に登山口を出発、計画に反してリフトが動いてなかったので、一番下からの登山になった。
と、ここでストックとアイゼンを忘れたことに気づいた

断念も視野に入れつつ、恥ずかしかったけど、レンタルスキーの受付でストックだけを借りる事にした。
駄目だったら登らない、と決めて。
受付の人は、ストックだけ借りたい…と言う話に、驚きもせず対応してくれた。
こんな変なお願いも、私が初めてでは無かったのかな?とちょっと気が楽になった。
(もしかしたら、居なくなった後で笑われてたかも知れないけど)
雪の山は、かえって登りやすかった。
雪で道のデコボコが無い上に、雨で緩んだ雪がザクザクしていて、足に負担もかからなそう。
景色はもう 素敵

雪と空と冷たい風と足音だけの世界。
車で寝てても良いけど?と言ったのに、行くよ

絶対ヘタレるわ。
くろがね小屋で一休み。
何の用意もしてなかったので、ここでカップ麺を食べた。
暖炉の前で足を伸ばしていると、もう歩きたく無いなぁ…と呟く彼。
これから先に行くのも帰るのも同じ距離、ピストンで帰っても良いよ?
と言ったが「行く」と言う。
山頂は思ったより近かった。
雪が融けてグズグズの斜面を歩いた時が一番怖かった。
滑落したら、死なないまでも雪まみれだなぁと思いながら つぼ足で進む、そして「乳首」と言われる山頂に到着した。
日暮れまでの時間を考えて、のんびりする事もなくタッチアンドゴー。
帰りは違う道。
笹や、木の枝に乗った雪を踏み抜きながらも、登りの半分の時間で下山。
借りたストックを返し、奥岳の湯で疲れを癒す。
旦那さまには頑張ったご褒美のビール…これで帰りの運転も私だ。
途中で夕食を食べたので、自宅着は深夜11時。
母はもうベットに寝ていた。
この頃はまだ、自分のことは自分で出来たのだった。
あれからもう2年近くが経つ。
閲覧(3213)
カテゴリー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |