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先月、遠縁にあたる爺さん（９０歳）が亡くなったのですが
この方は７０歳くらいの時に愛人宅で倒れ
救急搬送されました。
はい。真っ最中だったそうです。

さぞや修羅場だっただろうって？

一命を取りとめた安堵からか
「〇助さん『あちら』で倒れたんですって。すっぽんぽんで。あはは」とのどかな感じで伝わってきました。

そう、愛人宅は『あちら』と呼ばれてました。
奥さん，子どもたちもそう呼んでいました。

ケチな不倫ではなく、店舗（スナック）付きの家を買いあたえて堂々と家族公認で囲ってました。

奥さんはそれで平気だったか？

私の「イヤなこと」をやってよく面倒見てくれてるし私たちは何不自由なく暮らせてるし言うことないわ…ってことでした。

昔は「二号さん」と呼ばれた存在がけっこういたような？
子どものころ、近所にもそう呼ばれていたおばさんがいました。

本妻さんに対して二号さんていうくらいだから半ば公認の関係だったんだろうけど。
「なんちゃって第二夫人」みたいな感じ？

有名人とはいえ躍起になって他人の不倫を暴き立てる昨今の風潮に、ふと思い出した話です。