ユンタク さんの日記
2019
9月
25
(水)
16:21
本文
午後になり、三人とも目を覚まして、サエコさんが遅い昼食を作って食べさせてくれた。
夜から夕雁でバイトだから支度する言うので、龍二と二人で先にアパートを出て帰路についた。
道中、龍二とは当たり障りのない会話をしていた。
自宅近くで別れ家に入るとお袋が血相を変えて飛んできた。
「お前は何をしているのか!どれだけ心配を掛けたと思っているのか!」
その通りである。
前日の朝に予備校へ行くと出掛けて、連絡もなしに1日半が過ぎようとしているのだから。
正座しながら滾々と説教を受けて部屋に戻った僕は、昨日までの出来事を振り返り、
「…そっか、あれがファーストキスだ…」
改めて思い返していた。
サエコさんの唇と身体を…。
それから予備校へは、いつもと変わらず龍二と毎日通ったが、夕雁には数日行かなかった。
あれから1周間ほどが過ぎ、夕雁に顔を出すと、いつものバイトのお兄さんが
「おー!久し振り」
「サエコさんはお休み?」
「いや、聞いてない?辞めたんだよ。一昨日だったか急にね」
「えっ!?…」
「実家が○○島で、親父さんの具合が悪く一時帰郷するからってね」
もちろん誰も聞いていなかった。
それから数日経って、龍二とアパートに行ってみたが、やはり戻ってはいなかった。
夏休みは終わりを告げていたが、秋の気配はまだ遠い先のような暑さを覚えている。
to be continued…
夜から夕雁でバイトだから支度する言うので、龍二と二人で先にアパートを出て帰路についた。
道中、龍二とは当たり障りのない会話をしていた。
自宅近くで別れ家に入るとお袋が血相を変えて飛んできた。
「お前は何をしているのか!どれだけ心配を掛けたと思っているのか!」
その通りである。
前日の朝に予備校へ行くと出掛けて、連絡もなしに1日半が過ぎようとしているのだから。
正座しながら滾々と説教を受けて部屋に戻った僕は、昨日までの出来事を振り返り、
「…そっか、あれがファーストキスだ…」
改めて思い返していた。
サエコさんの唇と身体を…。
それから予備校へは、いつもと変わらず龍二と毎日通ったが、夕雁には数日行かなかった。
あれから1周間ほどが過ぎ、夕雁に顔を出すと、いつものバイトのお兄さんが
「おー!久し振り」
「サエコさんはお休み?」
「いや、聞いてない?辞めたんだよ。一昨日だったか急にね」
「えっ!?…」
「実家が○○島で、親父さんの具合が悪く一時帰郷するからってね」
もちろん誰も聞いていなかった。
それから数日経って、龍二とアパートに行ってみたが、やはり戻ってはいなかった。
夏休みは終わりを告げていたが、秋の気配はまだ遠い先のような暑さを覚えている。
to be continued…
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