ユンタク さんの日記
2019
9月
24
(火)
17:58
本文
中に入った僕は、二人のそれを見る事は出来ず、一人でダイニングの飲み散らかした床に座り、飲めない酒を煽った。
ものの数分だと思うが、長い時間のような感じがした。
サエコさんの喘ぎ声、龍二の荒い息遣い…やはりそこに居たたまれず玄関を飛び出してしまった。
外は白み始めていた。
途中まで帰ったが、やはり二人の事が気になる。
踵を返し戻った僕は、やはり中には入れずに玄関ドアの脇に膝を抱えて座った。
ドアの横の窓が開いており、中を除くとまだ…。
見なけりゃ良いのに、やはり気になった。
膝を抱えてうずくまった目からは涙が溢れて止まらなかった。
あの時の感情は表現のしようがない。
嫉妬、驚愕、悲哀…でも憎悪はなかった。
どれくらい経っただろう、ドアが開き龍二とサエコさんが顔を出した。
うずくまり泣いている僕を見て、謝罪してきた。
龍二もサエコさんも泣いていた。
二人に謝られて、惨めな気持ちがより襲ってきて涙が止まらなかった。
「ごめんな、ごめんな」「ごめんね、ごめんね」
龍二とサエコさんに肩を抱かれながら言われた言葉は、今も鮮明に覚えている。
それから中に入り、どういう話しをしたのかは記憶にないが、みんな泣きつかれたせいか、いつの間にか三人で寝てしまった。
ファーストキスの夜はこうして終わりを告げた。
to be continued…
ものの数分だと思うが、長い時間のような感じがした。
サエコさんの喘ぎ声、龍二の荒い息遣い…やはりそこに居たたまれず玄関を飛び出してしまった。
外は白み始めていた。
途中まで帰ったが、やはり二人の事が気になる。
踵を返し戻った僕は、やはり中には入れずに玄関ドアの脇に膝を抱えて座った。
ドアの横の窓が開いており、中を除くとまだ…。
見なけりゃ良いのに、やはり気になった。
膝を抱えてうずくまった目からは涙が溢れて止まらなかった。
あの時の感情は表現のしようがない。
嫉妬、驚愕、悲哀…でも憎悪はなかった。
どれくらい経っただろう、ドアが開き龍二とサエコさんが顔を出した。
うずくまり泣いている僕を見て、謝罪してきた。
龍二もサエコさんも泣いていた。
二人に謝られて、惨めな気持ちがより襲ってきて涙が止まらなかった。
「ごめんな、ごめんな」「ごめんね、ごめんね」
龍二とサエコさんに肩を抱かれながら言われた言葉は、今も鮮明に覚えている。
それから中に入り、どういう話しをしたのかは記憶にないが、みんな泣きつかれたせいか、いつの間にか三人で寝てしまった。
ファーストキスの夜はこうして終わりを告げた。
to be continued…
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