ユンタク さんの日記
2019
9月
6
(金)
16:10
本文
翌日、まだ電話機を引いていなかったので、公衆電話からR子さんへ電話をした。
前もって考えていた事があり、それを話す事にした。
夜の10時を過ぎた頃だったか、辺りには人影もなく百円玉を電話機の上に準備して、意を決してダイヤルした。
ものの数回で出た。R子さんの声。
「こんばんは。○○です」
「連絡ありがとう。嬉しい。でも…逢いたい」
「…ごめんなさい。逢う事は出来ないんだ」
「やっぱりこんな事をして嫌いになった?それなら謝るから許して?もう一度だけ会って話がしたいの」
「違うんだ。会えないと言うのは・・・・彼女と結婚する事に決めたから」
「・・・・」
「この間、彼女のご両親にも挨拶に行ってきた。日取りも来年の春で、式場も予約したんだ。だからもう…ごめんなさい」
「本当にもうお終いなのね…ごめんなさい」
嗚咽しながら彼女は電話を切った。
もちろん、そんな予定がある訳がなく、断る理由として傷つけて別れた彼女を出した自分が、本当に腐りきった男だ!…と、また一つ自分で愚か者の刻印を押してしまった。
その数日後、R子さんから最後の手紙が届いた。
「今までこんなに人を好きになった事がなかったので、運命の人に出会えたと思っていた」と。
「でも、出会う時期が違っていたんだね」
「仮契約したアパートは解約しておくね」
近くに引っ越して来れば、毎日逢えると話した事があり、そのためのアパートを仮契約していたらしい。
最後に、自分が好きだと話した浜田省吾の「片思い」と言う曲の歌詞が書かれていた。
若い愚かな自分に関わってしまった二人の女性。
欲望に負けて、傷つけて自分も傷ついて、あれから30数年経つのに未だに許しを請う夢を見る。
このブログが懺悔になるとは更々思ってはいないが、自分の過去を吐露する事で、皆さんに叱責して貰い、気持ちを軽くしたいと…やっぱり自分は愚か者である。
ただ、彼女とR子さんが幸せな人生を歩いていて欲しいと、今もこれからも祈らずにはいられない。
読んで下さった皆様、自分の拙い長いブログにお付き合いして頂き、心から感謝致します。
ありがとうございました。
前もって考えていた事があり、それを話す事にした。
夜の10時を過ぎた頃だったか、辺りには人影もなく百円玉を電話機の上に準備して、意を決してダイヤルした。
ものの数回で出た。R子さんの声。
「こんばんは。○○です」
「連絡ありがとう。嬉しい。でも…逢いたい」
「…ごめんなさい。逢う事は出来ないんだ」
「やっぱりこんな事をして嫌いになった?それなら謝るから許して?もう一度だけ会って話がしたいの」
「違うんだ。会えないと言うのは・・・・彼女と結婚する事に決めたから」
「・・・・」
「この間、彼女のご両親にも挨拶に行ってきた。日取りも来年の春で、式場も予約したんだ。だからもう…ごめんなさい」
「本当にもうお終いなのね…ごめんなさい」
嗚咽しながら彼女は電話を切った。
もちろん、そんな予定がある訳がなく、断る理由として傷つけて別れた彼女を出した自分が、本当に腐りきった男だ!…と、また一つ自分で愚か者の刻印を押してしまった。
その数日後、R子さんから最後の手紙が届いた。
「今までこんなに人を好きになった事がなかったので、運命の人に出会えたと思っていた」と。
「でも、出会う時期が違っていたんだね」
「仮契約したアパートは解約しておくね」
近くに引っ越して来れば、毎日逢えると話した事があり、そのためのアパートを仮契約していたらしい。
最後に、自分が好きだと話した浜田省吾の「片思い」と言う曲の歌詞が書かれていた。
若い愚かな自分に関わってしまった二人の女性。
欲望に負けて、傷つけて自分も傷ついて、あれから30数年経つのに未だに許しを請う夢を見る。
このブログが懺悔になるとは更々思ってはいないが、自分の過去を吐露する事で、皆さんに叱責して貰い、気持ちを軽くしたいと…やっぱり自分は愚か者である。
ただ、彼女とR子さんが幸せな人生を歩いていて欲しいと、今もこれからも祈らずにはいられない。
読んで下さった皆様、自分の拙い長いブログにお付き合いして頂き、心から感謝致します。
ありがとうございました。
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