まつざわ さんの日記
2019
8月
20
(火)
17:17
本文
日本人として語り継がなければならない歴史がある。
根本 博 中将 内モンゴル・北支那方面司令官
彼は終戦時の武装解除指令に背き、内モンゴル残留民間人の避難が終わるまで独断で戦闘を継続させた。
1945年8月20日(終戦5日後)、蛮行を重ね雪崩れ込む旧ソ連軍を張家口で迎撃し、激戦の末、時間を稼ぎ、4万人の内蒙古残留邦人を全員脱出させることに成功した。(在蒙日本軍も北京への撤退に成功)
これは「奇跡の脱出」と言われ、隣りの満州国での悲劇(関東軍の早期武装解除により、旧ソ連軍の徹底した略奪・殺戮が行われ、生存者もすべてシベリア送りとされた)と対照的であった。
根本は北京で、かつて敵である蒋介石率いる中国国民党の支援を得ることに成功し、わずか1年で北支那軍および内蒙古残留邦人の内地帰還を実現。自らは最後の船で日本に戻った。
もともと根本は敵方中国人にも尊敬されていたのである。
話しはここで終わらない。
その後、中国では蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党が激しい内戦に突入。
国民党は連戦連敗し、台湾に逃げ、台湾陥落も時間の問題と言われた。
根本は、終戦後の内地引き揚げに協力してくれた、かつての敵である中国国民党に恩を返すため、台湾に渡り命を捧げる覚悟をする。
厳しい渡航規制の中、なんと小型ボロ釣り船に乗って九州から密航。
東シナ海の荒波を漂流のすえ奇跡的に台湾に辿り着いてしまった。
国民党軍の将軍たちは、根本の到着に涙を流して感激したという。
そして、根本は敗残兵と寄せ集めの残存部隊を指揮して死地へと向かう。
連戦連敗で戦意を喪失した台湾国民党軍は、津波のように押し寄せる共産党赤軍の主力を最終決戦の地で待ち受けた。
金門島の戦い(1949年)
3日間で金門島は落ちると言われていたが、意外な展開となった。
根本の作戦指揮のもと、上陸した共産党赤軍主力2万人(諸説あり1~3万人)を兵力で劣る台湾国民党軍が巧みな戦術で包囲殲滅。敵兵を1人も逃さずに全滅させたのであった。
これは近代戦史上、例を見ない防衛側の包囲殲滅戦であった。
負け続けた国民党軍が最後の最後で乾坤一擲の勝利をおさめ、台湾および台湾海峡は中華民国(台湾)の領有となり今日に至っている。
もし、根本がいなければ、台湾は中国(中華人民共和国)の一部となり、共産主義のもとでIT産業の興隆などもなかったであろう。
そうなると、パソコンやネット、スマホなども世界で広がる事もなく、我々の生活も変わっていたことは確実である。
今日、台湾は親日であり、東日本大震災では世界一多くの義援金を送ってくれた。かの隣国とは大違いである。
大切なものを守るため、義に命を捧げた根本博を忘れてはならない。
今日8月20日に張家口の戦いで、多くの人命を救った根本博に合掌。
根本 博 中将 内モンゴル・北支那方面司令官
彼は終戦時の武装解除指令に背き、内モンゴル残留民間人の避難が終わるまで独断で戦闘を継続させた。
1945年8月20日(終戦5日後)、蛮行を重ね雪崩れ込む旧ソ連軍を張家口で迎撃し、激戦の末、時間を稼ぎ、4万人の内蒙古残留邦人を全員脱出させることに成功した。(在蒙日本軍も北京への撤退に成功)
これは「奇跡の脱出」と言われ、隣りの満州国での悲劇(関東軍の早期武装解除により、旧ソ連軍の徹底した略奪・殺戮が行われ、生存者もすべてシベリア送りとされた)と対照的であった。
根本は北京で、かつて敵である蒋介石率いる中国国民党の支援を得ることに成功し、わずか1年で北支那軍および内蒙古残留邦人の内地帰還を実現。自らは最後の船で日本に戻った。
もともと根本は敵方中国人にも尊敬されていたのである。
話しはここで終わらない。
その後、中国では蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党が激しい内戦に突入。
国民党は連戦連敗し、台湾に逃げ、台湾陥落も時間の問題と言われた。
根本は、終戦後の内地引き揚げに協力してくれた、かつての敵である中国国民党に恩を返すため、台湾に渡り命を捧げる覚悟をする。
厳しい渡航規制の中、なんと小型ボロ釣り船に乗って九州から密航。
東シナ海の荒波を漂流のすえ奇跡的に台湾に辿り着いてしまった。
国民党軍の将軍たちは、根本の到着に涙を流して感激したという。
そして、根本は敗残兵と寄せ集めの残存部隊を指揮して死地へと向かう。
連戦連敗で戦意を喪失した台湾国民党軍は、津波のように押し寄せる共産党赤軍の主力を最終決戦の地で待ち受けた。
金門島の戦い(1949年)
3日間で金門島は落ちると言われていたが、意外な展開となった。
根本の作戦指揮のもと、上陸した共産党赤軍主力2万人(諸説あり1~3万人)を兵力で劣る台湾国民党軍が巧みな戦術で包囲殲滅。敵兵を1人も逃さずに全滅させたのであった。
これは近代戦史上、例を見ない防衛側の包囲殲滅戦であった。
負け続けた国民党軍が最後の最後で乾坤一擲の勝利をおさめ、台湾および台湾海峡は中華民国(台湾)の領有となり今日に至っている。
もし、根本がいなければ、台湾は中国(中華人民共和国)の一部となり、共産主義のもとでIT産業の興隆などもなかったであろう。
そうなると、パソコンやネット、スマホなども世界で広がる事もなく、我々の生活も変わっていたことは確実である。
今日、台湾は親日であり、東日本大震災では世界一多くの義援金を送ってくれた。かの隣国とは大違いである。
大切なものを守るため、義に命を捧げた根本博を忘れてはならない。
今日8月20日に張家口の戦いで、多くの人命を救った根本博に合掌。
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