ふろーる さんの日記
2021
11月
10
(水)
21:46
30年前の夏 三陸社員旅行の怪 219/8/16過去Blog
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本文
お盆に祖母が帰って来て、お風呂を使う話を昨年書きましたが
残念ながら、耳の遠くなった母と片耳難聴の弟では確認出来ず
今年はお風呂を使えたのかどうかが定かではありませんでした。
もとより母はその類には全く無関心な人なので、聴力があってもアテに出来ません。
まあ、使ってくれたと思う事にしますw
多分これは父方の血なのだろうと思いますが
私達三きょうだい、皆何かしらオカルト体験は結構ありまして
私が当時、社員旅行の幹事を任された折、宿泊した国民宿舎での出来事。
まだ8月の暑い盛りのことでした。
あ、BGMにピッタリなのでこちらを流しながら どうぞ~♪( *・ω・)つ
旅行先は三陸方面と言われ、職場では仕事より幹事優先の措置で
仕事中にあちこちに電話して、浄土ヶ浜の観光センターと話し合い
浜辺でBBQを予約する事が出来ました。
三陸獲れ立て魚介と雲丹ご飯のおにぎり、魚介類のスープには野菜たっぷり!
当日はこれらが炎天下に並び、汗だくになりながら皆満腹で
いい旅になりそうな予感の昭和の最後の夏。
その後、宿泊先の国民宿舎に男女に分かれ、夜の宴会まで部屋で寛いだ。
和室が女子6人分で6畳に、その先にテーブルに椅子2脚を設えた板間。
スペースが2畳ほどで、なんと崖のど真前、水平線が美しい。
時間になり安宿にしては豪勢な食事と酒で皆上機嫌の宴会が催され
少々酔って部屋に戻ったのは私ともう一人、支店の女子。
電話ではよく話をしていたけれど、こういう時でないと対面しません。
![こんな感じの部屋でした](https://media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-s/01/f2/8a/b4/caption.jpg)
話しながら部屋のドアを開けると布団が敷かれていたので
ここにしよう、と私と彼女で窓際にちかい、障子の仕切りの側に陣取って
寝ようか、という事で互いに向かい合わせの布団に横になったのだけど
数分後、頭の上でむくり、と彼女が起き上がる気配がした。
いきなり私の頭上で「あたしね」と話し出す声がした。)))))( ̄ー ̄;)/ギク!
平静を装う私も起きて、というか体を布団から斜めにして横臥したままで
「あたしね、よく幽霊に出会うんですよ」という彼女の話を聞く羽目になった。
彼女はエピソードを三つ語っただろうか。
途中から彼女の様子がとても尋常ではない事に気付いたけれど
語り尽くせばきっと、落ち着いて止まるだろうし
憑依されていたとしても離れていくだろうと相槌を打ち続けた。
互いに部屋の隅の布団だったので、私の足元には
角に斜めに部屋の中央を向けてTVが置いてあり、私達の姿が映っていた。
途中でもう一人女子が戻って来たが、すぐに布団に入り寝てしまっていた。
二つ目のエピソードを聞いていると、何の気なしに
ちらちら目をやっていたOFFになったままのTVに映る彼女の顔に異変がある。
私は目が悪いので、眼鏡を置いて寝ていたのではっきりしていないが
彼女の顔を緑色の何かが伸びたり縮んだりして覆ったり見せたりしている。
しかし、当の本人に目を向けても何ら異常は見当たらない。
そして何故だか、テーブルを置いた板間、半開きになったカーテンの隙間と
そこを隔てる筈の布団横の障子が開け放しているのが気になってしょうがない。
兎に角、障子を閉めてしまいたい衝動に何度も駆られた。
TVのブラウン管に目を戻すと、相変わらず話す彼女の顔の緑色が
額の辺りに縮んでいたり、そこからにゅ~っと鼻まで覆ったりしている。
それはまるで、ひしゃげ方がムンクの名画「叫び」の顔に似て
それでいて目の部分が空洞のように黒く、間延びしたり縮んだりなのだ。
三話ほど語った彼女は急に我に返ったように立ち上がった。
「ああ、私なんでこんな話してるんだろう!」と言ったので
「あ、離れたんだ」とほっとして
立て肘を枕に横になっていた私も起き上がった。
だいぶ前に帰ってきた女子1名は話の最中に手で口元を覆うようにして
小走りに出て行ってしまい、二人きりだった。
![ほぉ~ら、暗がりをよぉ~く見てご覧?(嘘w)](https://trvimg.r10s.jp/share/image_up/75219/LARGE/e9ae45d3d0b5ccb2b8640a506586898285fcb1dc.47.1.26.2.jpg)
私がどうしてもさっきから障子が気になって閉めたいがいいか、と訊くと
彼女は窓が気になってカーテンが閉めたかったと板間に出て閉めた。
カーテンを閉め、ついでに障子も閉めて和室に戻った彼女が言うには
窓の上部に女の人の顔とそのすぐ下には子供の顔が見えたのだそうだ。
それだけでなく、私の方を向いていたので当然彼女もTVに目が行くが
自分の顔を骸骨のような陰が覆い隠したり元に戻ったりしていたそうだ。
互いに顔を見合わせ、2人でもう一つの女子部屋を訪れる事にした。
驚いたのは室温の違いだった。
空調設備はないので室温が違うわけがないのにそこはほんのりと暖かい。
若い男子社員も何人かいて、部屋飲みしていたので
私達にあった出来事を話すと、「ようし、行ってみるべ!」
と勇んで数室隔たった私達の部屋へと向かう男子社員の後を追った。
「うぇっ!なんだこの寒さ!?」と驚く若い男子共。
先ほどよりずっと温度が低く感じられ、寒くて鳥肌が浮くほどだった。
同じ室内で空調設備もないのに、こんなに気温が違うのはおかしい!
とその夜は大騒ぎで、私も彼女も頼み込みそちらで寝かせて貰った。
ちなみに小走りに去っていった彼女もその部屋にいて
私達が凄く怖いという理由で向こうの部屋に移動したそうです。
何が何やら解らないまま、翌日は北山崎の断崖クルーズ。
曇天の中、奇岩を眺めながら暫し昨夜のことを忘れましたw
![震災後は眺めが変わったでしょうね](https://cdn.jalan.jp/jalan/img/1/kuchikomi/0791/KL/bc715_0000791106_1.jpg)
東京に住んでいた頃にはもっと色々あったのですが
まあ、また来年にでも語る事にしますw
それにしても、こういう話は夜に打つのはヤヴァイから昼間に!
って何度も思ったのに、下書きの間中いつも夜に書いてたわ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
このところ過去Blogが面倒で削除されるならもういいか
と思って放置していたところ、まだ8月分があったw
先日のログイン時に表示される不穏なメッセージが出る訳ね。
24か月後に削除されるブログも放置期間が延長されたみたいだし(⊖д⊖)ボソ
残念ながら、耳の遠くなった母と片耳難聴の弟では確認出来ず
今年はお風呂を使えたのかどうかが定かではありませんでした。
もとより母はその類には全く無関心な人なので、聴力があってもアテに出来ません。
まあ、使ってくれたと思う事にしますw
多分これは父方の血なのだろうと思いますが
私達三きょうだい、皆何かしらオカルト体験は結構ありまして
私が当時、社員旅行の幹事を任された折、宿泊した国民宿舎での出来事。
まだ8月の暑い盛りのことでした。
あ、BGMにピッタリなのでこちらを流しながら どうぞ~♪( *・ω・)つ
旅行先は三陸方面と言われ、職場では仕事より幹事優先の措置で
仕事中にあちこちに電話して、浄土ヶ浜の観光センターと話し合い
浜辺でBBQを予約する事が出来ました。
三陸獲れ立て魚介と雲丹ご飯のおにぎり、魚介類のスープには野菜たっぷり!
当日はこれらが炎天下に並び、汗だくになりながら皆満腹で
いい旅になりそうな予感の昭和の最後の夏。
その後、宿泊先の国民宿舎に男女に分かれ、夜の宴会まで部屋で寛いだ。
和室が女子6人分で6畳に、その先にテーブルに椅子2脚を設えた板間。
スペースが2畳ほどで、なんと崖のど真前、水平線が美しい。
時間になり安宿にしては豪勢な食事と酒で皆上機嫌の宴会が催され
少々酔って部屋に戻ったのは私ともう一人、支店の女子。
電話ではよく話をしていたけれど、こういう時でないと対面しません。
![こんな感じの部屋でした](https://media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-s/01/f2/8a/b4/caption.jpg)
話しながら部屋のドアを開けると布団が敷かれていたので
ここにしよう、と私と彼女で窓際にちかい、障子の仕切りの側に陣取って
寝ようか、という事で互いに向かい合わせの布団に横になったのだけど
数分後、頭の上でむくり、と彼女が起き上がる気配がした。
いきなり私の頭上で「あたしね」と話し出す声がした。)))))( ̄ー ̄;)/ギク!
平静を装う私も起きて、というか体を布団から斜めにして横臥したままで
「あたしね、よく幽霊に出会うんですよ」という彼女の話を聞く羽目になった。
彼女はエピソードを三つ語っただろうか。
途中から彼女の様子がとても尋常ではない事に気付いたけれど
語り尽くせばきっと、落ち着いて止まるだろうし
憑依されていたとしても離れていくだろうと相槌を打ち続けた。
互いに部屋の隅の布団だったので、私の足元には
角に斜めに部屋の中央を向けてTVが置いてあり、私達の姿が映っていた。
途中でもう一人女子が戻って来たが、すぐに布団に入り寝てしまっていた。
二つ目のエピソードを聞いていると、何の気なしに
ちらちら目をやっていたOFFになったままのTVに映る彼女の顔に異変がある。
私は目が悪いので、眼鏡を置いて寝ていたのではっきりしていないが
彼女の顔を緑色の何かが伸びたり縮んだりして覆ったり見せたりしている。
しかし、当の本人に目を向けても何ら異常は見当たらない。
そして何故だか、テーブルを置いた板間、半開きになったカーテンの隙間と
そこを隔てる筈の布団横の障子が開け放しているのが気になってしょうがない。
兎に角、障子を閉めてしまいたい衝動に何度も駆られた。
TVのブラウン管に目を戻すと、相変わらず話す彼女の顔の緑色が
額の辺りに縮んでいたり、そこからにゅ~っと鼻まで覆ったりしている。
それはまるで、ひしゃげ方がムンクの名画「叫び」の顔に似て
それでいて目の部分が空洞のように黒く、間延びしたり縮んだりなのだ。
三話ほど語った彼女は急に我に返ったように立ち上がった。
「ああ、私なんでこんな話してるんだろう!」と言ったので
「あ、離れたんだ」とほっとして
立て肘を枕に横になっていた私も起き上がった。
だいぶ前に帰ってきた女子1名は話の最中に手で口元を覆うようにして
小走りに出て行ってしまい、二人きりだった。
![ほぉ~ら、暗がりをよぉ~く見てご覧?(嘘w)](https://trvimg.r10s.jp/share/image_up/75219/LARGE/e9ae45d3d0b5ccb2b8640a506586898285fcb1dc.47.1.26.2.jpg)
私がどうしてもさっきから障子が気になって閉めたいがいいか、と訊くと
彼女は窓が気になってカーテンが閉めたかったと板間に出て閉めた。
カーテンを閉め、ついでに障子も閉めて和室に戻った彼女が言うには
窓の上部に女の人の顔とそのすぐ下には子供の顔が見えたのだそうだ。
それだけでなく、私の方を向いていたので当然彼女もTVに目が行くが
自分の顔を骸骨のような陰が覆い隠したり元に戻ったりしていたそうだ。
互いに顔を見合わせ、2人でもう一つの女子部屋を訪れる事にした。
驚いたのは室温の違いだった。
空調設備はないので室温が違うわけがないのにそこはほんのりと暖かい。
若い男子社員も何人かいて、部屋飲みしていたので
私達にあった出来事を話すと、「ようし、行ってみるべ!」
と勇んで数室隔たった私達の部屋へと向かう男子社員の後を追った。
「うぇっ!なんだこの寒さ!?」と驚く若い男子共。
先ほどよりずっと温度が低く感じられ、寒くて鳥肌が浮くほどだった。
同じ室内で空調設備もないのに、こんなに気温が違うのはおかしい!
とその夜は大騒ぎで、私も彼女も頼み込みそちらで寝かせて貰った。
ちなみに小走りに去っていった彼女もその部屋にいて
私達が凄く怖いという理由で向こうの部屋に移動したそうです。
何が何やら解らないまま、翌日は北山崎の断崖クルーズ。
曇天の中、奇岩を眺めながら暫し昨夜のことを忘れましたw
![震災後は眺めが変わったでしょうね](https://cdn.jalan.jp/jalan/img/1/kuchikomi/0791/KL/bc715_0000791106_1.jpg)
東京に住んでいた頃にはもっと色々あったのですが
まあ、また来年にでも語る事にしますw
それにしても、こういう話は夜に打つのはヤヴァイから昼間に!
って何度も思ったのに、下書きの間中いつも夜に書いてたわ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
このところ過去Blogが面倒で削除されるならもういいか
と思って放置していたところ、まだ8月分があったw
先日のログイン時に表示される不穏なメッセージが出る訳ね。
24か月後に削除されるブログも放置期間が延長されたみたいだし(⊖д⊖)ボソ
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