ひろひろ48 さんの日記
2019
8月
1
(木)
10:19
本文
暑いですね。
東京新聞の夕刊に93回にわたってコラム「この道」を連載された加藤登紀子さん。昨日が最終回でした。自分も含めこれから「残りの」人生を生きるのに、ああ、こういうのもいいなぁって思えたので、最終回の一部をご紹介します。
この道ーあなたに捧げる歌 加藤登紀子
生まれてから75年、歌手として50年余り。長い列車の旅をするように、93回の連載をしてきました。
書き尽くせないたくさんの思い出の海を泳ぎ渡るように、一つの出来事が必ず次の出来事へ、私を運んでいく。
<略>
今年人生四幕目に合わせて、夏前に開いたコンサート「Love Love Love 愛の4楽章」。愛は出会いと別れでは終わらない。醍醐味はそこから。
愛する人がそこにいなくても愛は生き続けるづける。それをテーマに歌った。
八十歳を過ぎたある女性がふと呟いた一言。
「幸せな愛は、あっという間に枯れちゃうけど、終わった愛は長持ちするのよ」
余韻の残る言葉だ。確かに亡くなった家族の写真を見たりしながら、時々懐かしさでいっぱいになる。みんな逝ってしまうけど生きているね!こんなに思い続けるのは、愛が大きいとか深いとかでは無く、愛することが難しかったり、なかなかとどかなかったりしたからだ。
<略>
「今夜ここで逢えたうれしさ どうして伝えよう」「今夜ここで逢えたうれしさ 忘れずにいたい」
<略>
人生四幕目は、人生を終わらせるまでのクライマックス。できる限り丁寧に、味わい、表現し続けて行きたいと願っている。この連載を終わる今日、夫、藤本敏夫の十七回目の命日を迎えている。。
同じく記事から
人生四幕目は「いよいよ自分のために人生を使える」という。
「やり残したことにまい進できるすごく豊かな季節だと思う。でも「さよなら」の数も半端じゃなくなってくる。一つひとつのさよならに、一人ひとりが生きてきた時間がつまっている。人生の締めくくりに向けて出会った人の人生が凄い重さで迫ってくる。だからさよならも大切に、一つひとつを受け止めていきたい。それがサブタイトルにつけた「あなたに捧げる歌」の意味です。
東京新聞の夕刊に93回にわたってコラム「この道」を連載された加藤登紀子さん。昨日が最終回でした。自分も含めこれから「残りの」人生を生きるのに、ああ、こういうのもいいなぁって思えたので、最終回の一部をご紹介します。
この道ーあなたに捧げる歌 加藤登紀子
生まれてから75年、歌手として50年余り。長い列車の旅をするように、93回の連載をしてきました。
書き尽くせないたくさんの思い出の海を泳ぎ渡るように、一つの出来事が必ず次の出来事へ、私を運んでいく。
<略>
今年人生四幕目に合わせて、夏前に開いたコンサート「Love Love Love 愛の4楽章」。愛は出会いと別れでは終わらない。醍醐味はそこから。
愛する人がそこにいなくても愛は生き続けるづける。それをテーマに歌った。
八十歳を過ぎたある女性がふと呟いた一言。
「幸せな愛は、あっという間に枯れちゃうけど、終わった愛は長持ちするのよ」
余韻の残る言葉だ。確かに亡くなった家族の写真を見たりしながら、時々懐かしさでいっぱいになる。みんな逝ってしまうけど生きているね!こんなに思い続けるのは、愛が大きいとか深いとかでは無く、愛することが難しかったり、なかなかとどかなかったりしたからだ。
<略>
「今夜ここで逢えたうれしさ どうして伝えよう」「今夜ここで逢えたうれしさ 忘れずにいたい」
<略>
人生四幕目は、人生を終わらせるまでのクライマックス。できる限り丁寧に、味わい、表現し続けて行きたいと願っている。この連載を終わる今日、夫、藤本敏夫の十七回目の命日を迎えている。。
同じく記事から
人生四幕目は「いよいよ自分のために人生を使える」という。
「やり残したことにまい進できるすごく豊かな季節だと思う。でも「さよなら」の数も半端じゃなくなってくる。一つひとつのさよならに、一人ひとりが生きてきた時間がつまっている。人生の締めくくりに向けて出会った人の人生が凄い重さで迫ってくる。だからさよならも大切に、一つひとつを受け止めていきたい。それがサブタイトルにつけた「あなたに捧げる歌」の意味です。
閲覧(3718)
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |