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７年ほど前 某全国チェーンの
弁当屋で 働いていた。
色んなお客さんが 来るが
その中に 好みの…いや 好みなんて
生易しいモンじゃない。
どストライクな男性がいた。
つい パート仲間に 『あの人
超〜好き』と言ったら 『え❓
チョー介❓』と聞き間違えて それ以来
その人が 来ると 『チョー介来ました』と
教えてもらい 厨房で カーニバルの
ように はしゃいでいた。

そんなある年の春 息子が 入学した 高校の
説明会に 行った所 なんと
あの チョー介が、 先生として
いるではないか❗️
彼は 高校の数学の教師だったのだ。
息子に 『あの人 お母さんのどストライク』
などと 言うわけにもいかず
でも 興奮は 抑えられず
急に 鼻息の荒くなった母親を
怪訝な顔で 見ている息子。
まるで メスゴリラである。
震える手で パート仲間に ラインで
報告したら 『偶然ですね』だと。
いや、運命だろ❗️と 返した。

これが、ドラマなら …私が
石田ゆり子なら 何か 起きるかも
しれないが 担任になることもなく
廊下で ぶつかって 書類を 2人で
拾う事もなく 息子は 卒業した。

チョー介と言うと 皆さんは
いかりや…を、思い浮かべるだろうが
私に とっては 穏やかに 微笑む
数学の先生なのです。