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長いことカラオケに行ってない

ゆけば必ず歌う(おはこ)

影を慕いて

古賀政男さんの実体験をもとに

作られたそうです

子供のころからオンチと言われ

人前で歌ったことがなかった

オンチとは常に父親に言われてた

親父は言うだけあってうまい

ある時、親戚の店で父親の前で

歌うことになり、歌った

俺のオンチは有名だから

親戚も

「吹き出すから口の中の物を

　呑み込んどくわ」という

オンチでもいいから堂々と

歌おうと歌った

「あっオンチ直ってる」と

しかし、キーが高いなーとのこと

どうやらイチオクターブ上らしい

音楽は詳しくないから良く解らなかった

得意先の人とスナックに行った

カウンターで歌いだすと

隣にいた知らないお客さんが

歌いだしが高いから

「そこから出て大丈夫か？」という

サビに来た時

「出るか？出るか？出たーっ!」

と言った、

なんかくれるのかなーなんて

思ったけどなんもなかった

そんなんで

この歌がおはこになった

歌詞も大好きだし

思えばこのサイトは

お顔が見えない、その分

言葉が影を浮かび上がらせる

そして、今日は雨



重なるかもしれない唄







まぼろしの
影を慕いて　雨に日に
月にやるせぬ　我が思い
つつめば燃ゆる　胸の火に
身は焦(こが)れつつ　忍び泣く

わびしさよ
せめて痛みの　なぐさめに
ギターを取りて　爪弾(つまび)けば
どこまで時雨(しぐれ)　行(ゆ)く秋ぞ
振音(トレモロ)寂し　身は悲し

君故(ゆえ)に
永き人生(ひとよ)を　霜枯れて
永遠(とわ)に春見ぬ　我が運命(さだめ)
ながろうべきか　空蝉(うつせみ)の
儚(はかな)き影よ　我が恋よ