ふろーる さんの日記
2020
9月
1
(火)
03:11
説明を書いたら読んでくれるかな? 2018/8/24過去Blog
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オカルト&ミステリー系
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先程まで台風による酷い雨でした。
ベランダの植木鉢も丈の高いものは
何度直しても横倒しになり、土が撒き散らされ
明日は掃除しないとなりません。
それにしても、今年の台風は酷かった。
お盆はもう終ってしまいましたが
8月になると思い出す、実家の思い出があります。
抽選に当たって昭和41年に建売の団地に引っ越しました。
水洗トイレと初めての遭遇で親から使い方を教わって
庭もあり、両親はどんな植木を植えようか楽しみに
私達きょうだいは、まだ野原に畑や田んぼが多い
この郊外に近い周囲の環境にワクワクしながらの入居でした。
まだ水洗用の下水工事も施工を請け負った会社にしても
新しい技術だったためか杜撰で
何度も敷地内の下水槽の蓋、二箇所から汚物が溢れ
両親は蓋を開けては細長い棒でつついて
詰りを解消させるのが月イチの仕事になっていました。
風呂場も剥き出しのコンクリートで風呂釜を購入せねばならず
当時はどこの家でも木の風呂桶が当たり前でした。
そんな風呂にまつわる話です。
こんな形式で、煙突のところに二つ蓋があるのは
煙突の余熱で暖まる上がり湯用の小さなスペース付
小学生の子供は低学年だと蓋が重くて開けられませんw
私が小3に上がった頃、祖母が中ってしまい
ほぼ寝たきりで、支えれば何とか伝い歩きが出来る状態になった。
小4の頃には私の身長より、ほんの少し小さい祖母を
私が一緒に風呂に入り介助していましたが
元気な頃は小さな体であの重い蓋を開け
当然の如く1人で入ることもあったわけです。
それから段々歩けなくなり、本当に寝たきりになり
私たちの事も憶えているのかいないのかの状態のまま
翌年の冬、亡くなりました。
それから10数年経過したくらいのある年のお盆の夜
妹と弟が話し始めました。
「そういえばお盆の13日の夜、風呂場から音がしなくなったね」
「そうそう、あたしも思ってた」と妹。
ああ、本当だ。いつも何の気なしに聴いていた音がない。
いつからだろう?と私。
いつも8月13日の夜になると
風呂場からゴトンと重い木の蓋を開ける音
それからコンクリの上に敷いたすのこを通し
ザアア、ザアア、と誰かが湯をかけ流す音が幽かに響いていたのに。
「俺、あれは婆ちゃんが帰って来て風呂入ったなと思ってた」と弟。
頷く私たち。
私達きょうだいは皆音を聞いていて
何が起こっているかを暗黙裡に共有していたんだあ。
「風呂場を改装してから音がしなくなったよね」と妹。
「きっとシャワーとか使い方が解らないんだよね」と私。
実家は昭和56年に改築してから
下水も一新、詰まることなくスムーズに流れ
タイル張りに埋め込み型のボイラー風呂になりシャワー付
快適な暮らしになった頃の話でした。
そこで婆ちゃんへ
来年、うちに来たら、以前の六畳間だったところが台所で
入ると右の壁に緑のボタンがあるから
先ずはそのボタンを押して下さい
数分後に「ピッ」という音がしてお湯の準備が出来ます。
そうしたらお風呂に行って、湯舟にお湯を入れて下さい。
入り口横の蛇口を捻ればお湯が出ます。
すのこはありませんが、タイルの上でお湯を使って下さい。
窓に向かって左壁のシャワーは真ん中の栓を捻って下さい。
かけ湯をしなくてもシャワーからお湯が出ます。
どうしてもかけ湯が良ければ手桶もあります。
来年は遠慮なく、心ゆくまでお風呂を使って下さいね。
あと、上がったらまた台所のボタンを押して
スイッチを切っておいて下さい。
以上、よろしくね!
ベランダの植木鉢も丈の高いものは
何度直しても横倒しになり、土が撒き散らされ
明日は掃除しないとなりません。
それにしても、今年の台風は酷かった。
お盆はもう終ってしまいましたが
8月になると思い出す、実家の思い出があります。
抽選に当たって昭和41年に建売の団地に引っ越しました。
水洗トイレと初めての遭遇で親から使い方を教わって
庭もあり、両親はどんな植木を植えようか楽しみに
私達きょうだいは、まだ野原に畑や田んぼが多い
この郊外に近い周囲の環境にワクワクしながらの入居でした。
まだ水洗用の下水工事も施工を請け負った会社にしても
新しい技術だったためか杜撰で
何度も敷地内の下水槽の蓋、二箇所から汚物が溢れ
両親は蓋を開けては細長い棒でつついて
詰りを解消させるのが月イチの仕事になっていました。
風呂場も剥き出しのコンクリートで風呂釜を購入せねばならず
当時はどこの家でも木の風呂桶が当たり前でした。
そんな風呂にまつわる話です。
こんな形式で、煙突のところに二つ蓋があるのは
煙突の余熱で暖まる上がり湯用の小さなスペース付
小学生の子供は低学年だと蓋が重くて開けられませんw
私が小3に上がった頃、祖母が中ってしまい
ほぼ寝たきりで、支えれば何とか伝い歩きが出来る状態になった。
小4の頃には私の身長より、ほんの少し小さい祖母を
私が一緒に風呂に入り介助していましたが
元気な頃は小さな体であの重い蓋を開け
当然の如く1人で入ることもあったわけです。
それから段々歩けなくなり、本当に寝たきりになり
私たちの事も憶えているのかいないのかの状態のまま
翌年の冬、亡くなりました。
それから10数年経過したくらいのある年のお盆の夜
妹と弟が話し始めました。
「そういえばお盆の13日の夜、風呂場から音がしなくなったね」
「そうそう、あたしも思ってた」と妹。
ああ、本当だ。いつも何の気なしに聴いていた音がない。
いつからだろう?と私。
いつも8月13日の夜になると
風呂場からゴトンと重い木の蓋を開ける音
それからコンクリの上に敷いたすのこを通し
ザアア、ザアア、と誰かが湯をかけ流す音が幽かに響いていたのに。
「俺、あれは婆ちゃんが帰って来て風呂入ったなと思ってた」と弟。
頷く私たち。
私達きょうだいは皆音を聞いていて
何が起こっているかを暗黙裡に共有していたんだあ。
「風呂場を改装してから音がしなくなったよね」と妹。
「きっとシャワーとか使い方が解らないんだよね」と私。
実家は昭和56年に改築してから
下水も一新、詰まることなくスムーズに流れ
タイル張りに埋め込み型のボイラー風呂になりシャワー付
快適な暮らしになった頃の話でした。
そこで
来年、うちに来たら、以前の六畳間だったところが台所で
入ると右の壁に緑のボタンがあるから
先ずはそのボタンを押して下さい
数分後に「ピッ」という音がしてお湯の準備が出来ます。
そうしたらお風呂に行って、湯舟にお湯を入れて下さい。
入り口横の蛇口を捻ればお湯が出ます。
すのこはありませんが、タイルの上でお湯を使って下さい。
窓に向かって左壁のシャワーは真ん中の栓を捻って下さい。
かけ湯をしなくてもシャワーからお湯が出ます。
どうしてもかけ湯が良ければ手桶もあります。
来年は遠慮なく、心ゆくまでお風呂を使って下さいね。
あと、上がったらまた台所のボタンを押して
スイッチを切っておいて下さい。
以上、よろしくね!
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