相撲甚句の会「以和貴」を取材してきました!

▼ドスコイ!ドスコイ!相撲甚句の世界

相撲甚句   相撲甚句をご存じですか?

相撲の世界に伝わる伝統的な七五調の唄です。

土俵上では力士が6~7人で輪になり、一人ずつ真中へ出て唄います。


今は一般の人にもファンがおり、日本全国に相撲甚句サークルがあります。

今回ハピスロ世代は、20年続いている相撲甚句の会「以和貴(いわき)」の皆様の稽古場を取材してきました!


稽古場所はJR桃谷駅近くにある団地の集会所です。

会員の皆様は60代~80代の方が中心で、総勢20名程。この日の参加者は11名です。

  相撲甚句の会 「以和貴(いわき)」

相撲甚句の会 「以和貴」   お揃いであつらえられたハッピの色が鮮やか。これ着ると、皆さんの背筋もピシッとするそうです。

円形に机を並べ、、一人ずつ立ち上り順番に唄っていきます。

 

その朗々とした声の響き!

独特の節回しに乗せて、力士の哀歓を始めとした、様々な甚句が唄われます。

日本語ならではの哀愁やユーモアたっぷりの甚句に聞き入ってしまいます。
 

相撲甚句の会


相撲甚句

 

唄の区切りにくると、他のメンバーさんが「アー!ドスコイ!ドスコイ!」と掛け声を入れます。

これも実に迫力があり、聞いていると気持ちが引き締まります。

 
男性ばかりではなく、女性のメンバーさんも頑張っておられます。

力強く、そして女性特有の声を響かせ、深い甚句が唄い上げられます。

オリジナルの甚句もたくさん作られていて、豊富な語彙から言い回しをひねり、七五調に整えていくそうです。
  相撲甚句


唄の種類は沢山あり、こんな楽しい唄もあります。

キウリとカボチャ 

キウリとカボチャが相撲見に行ったヨー


そこへ木戸番飛んできて
キュウリに相撲は見せますが
カボチャに相撲は見せられぬ
そこでカボチャが腹を立て
同じ畠に住む者を
何故にわしだけ相撲見せぬ
きいて木戸番申すには
キウリのスモミは聞いたけど
カボチャのスモミ(相撲見)はヨーホホイー

  相撲

ハー わしゃ知らんヨー



▼稽古の後はお楽しみ

相撲甚句の会 「以和貴」   稽古が終わった後は…みなさんお楽しみの「打ち上げ」です!

「お腹の底から声を出した後に、美味しいビールをクイッと飲むのが最高!」だそうです(^^)


月に一度集まって稽古をし、楽しいお酒を飲みかわす…
皆様、ハッピーでスローな生き方を謳歌されているご様子です!

「以和貴(いわき)」という名前は、聖徳太子が制定した一七条憲法の「和を以て貴しと為す」という言葉にちなんでいるのだとか。


「人々がお互いに仲良く、調和していくことが最も大事なことである」という言葉通り、とっても和気あいあいとした以和貴の皆さんでした!

  相撲甚句の会 「以和貴」

 



【相撲甚句会「以和貴」へのご入会・お問い合わせ】
06-6771-6045 渡部一男 まで
ご連絡お待ちしております。


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