相撲甚句をご存じですか? 相撲の世界に伝わる伝統的な七五調の唄です。 土俵上では力士が6~7人で輪になり、一人ずつ真中へ出て唄います。 |
今は一般の人にもファンがおり、日本全国に相撲甚句サークルがあります。
今回ハピスロ世代は、20年続いている相撲甚句の会「以和貴(いわき)」の皆様の稽古場を取材してきました!
稽古場所はJR桃谷駅近くにある団地の集会所です。 |
お揃いであつらえられたハッピの色が鮮やか。これ着ると、皆さんの背筋もピシッとするそうです。 円形に机を並べ、、一人ずつ立ち上り順番に唄っていきます。 |
その朗々とした声の響き! 独特の節回しに乗せて、力士の哀歓を始めとした、様々な甚句が唄われます。 日本語ならではの哀愁やユーモアたっぷりの甚句に聞き入ってしまいます。 |
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唄の区切りにくると、他のメンバーさんが「アー!ドスコイ!ドスコイ!」と掛け声を入れます。 |
男性ばかりではなく、女性のメンバーさんも頑張っておられます。 力強く、そして女性特有の声を響かせ、深い甚句が唄い上げられます。 オリジナルの甚句もたくさん作られていて、豊富な語彙から言い回しをひねり、七五調に整えていくそうです。 |
そこへ木戸番飛んできて |
ハー わしゃ知らんヨー
稽古が終わった後は…みなさんお楽しみの「打ち上げ」です! 「お腹の底から声を出した後に、美味しいビールをクイッと飲むのが最高!」だそうです(^^) |
月に一度集まって稽古をし、楽しいお酒を飲みかわす…
皆様、ハッピーでスローな生き方を謳歌されているご様子です!
「以和貴(いわき)」という名前は、聖徳太子が制定した一七条憲法の「和を以て貴しと為す」という言葉にちなんでいるのだとか。
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