▼スーパーコンピュータ「京」って何!?
以前、ニュース等でよく報道されていた「スーパーコンピュータ 京(けい)」という名前をお聞きになった事はありますか? |
「なんとなく凄そうだけど、一体これを使って何ができるの?」と思っている方も多いと思います。
ハピスロ隊員が、この「京」についてリサーチしてきました!
神戸の三宮からポートアイランドを縦断し、神戸空港までを結んでいるポートライナーに、2011年7月、「京コンピュータ前」という駅名が登場!! |
2011年、世界中のコンピュータの計算速度をランク付けするTOP500において、二度に渡り1位に輝いた日本生まれの「京」は、こちらの駅前にある「計算科学研究機構」の中に納められています。 |
▼一階部分は一般見学者も入場可能
中に入ってみると…真正面に見えるのは「京」のロゴ。 このロゴ、書道家として有名な武田双雲さんが書かれました。 「京」は「兆」の上にある数字の単位。そして日本らしさを表現する漢字。尚且つ外国人も「K(ケー)」なら発音しやすいという事から「京」と名付けられたそうです。 |
「京」が誇るのは、1秒間に1京510兆回の計算速度。 そんなに大きな数字を聞いても、普通の人にはピンときませんよね? これを分かりやすく例えると、地球上に居る人類(約70億人)全員が毎秒1回計算したとして17日間かかる計算を、わずか1秒でやってのけてしまうのだそうです! 1億2千万人の日本人だけで例えると、全員が1秒に一回、不眠不休で2年8か月かけて行う計算を1秒でやってしまうのです! |
▼計算が早いと何ができるの?
では果たして・・・そんなに早く計算ができると、何に役立つの?と思いませんか? ハピスロ隊員も思います。正直言って、ここまで聞いてもチンプンカンプンです(^^;
しかし、私たちにとって身近なところで、こういったコンピュータの力が役立っている所が沢山ある様です。
例えば天気予報。 雨雲の動きを予測したり、気温を予測したりといったことも、全ては計算の上で行われています。 |
また、自動車や航空機の安全設計なども、想像を絶する様な細かい計算の元で開発されている様です。
そしてもっと身近な所で言えば、私たちの健康に関わる新薬の開発や治療技術の開発にも、こういったスーパーコンピュータの力が不可欠なんだとか。
▼近い将来、薬もオーダーメイドになる!?
コンピュータの性能が向上すると、医療にも大きな変化が生まれるそうです。
例えば…
皆さんは病院へ行って治療を受け、薬を処方してもらう事があると思います。その薬は症状に応じて成分含有量の違いなどはあっても、すでに製品化されている薬の中から貴方の症状に合うものをチョイスして渡されています。
しかし今後技術が進歩していくと、一人一人の体を細胞レベルから計算し、貴方だけの薬、いわばオーダーメイドのお薬が処方される様になるのだそうです。 |
治療に関しても同じことが言え、「オーダーメイド医療」の時代がやがて訪れるといわれています。過去には治らないと言われていた病気も、治せる様になってきているそうです。
どうですか?
だんだん「京」に対して親しみが湧いてきませんか?
コンピュータというと、何となく難しそうで良くわからないもの…というイメージを抱きがちですが、私たちの生活にとって、なくてはならないものなんですね。
日本が誇る最先端のコンピュータ、貴方も一度見に行ってみて下さいね。
独立行政法人 理化学研究所 計算科学研究機構
兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1−26
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