鼓は、二枚の馬皮と、桜の木をくり抜いて作った胴体を分離して保管してあります。 舞台当日、会場入りすると、まず熱く熱した墨で1時間ほど皮をあぶって、湿気を含んだ皮を乾燥させていきます。 |
この紐のかけ方には、観世流・金春流・高安流など、流派によって違いがあるそうです。 右の手の平の力を抜き、勢いよく皮の淵に当てると、反動で指先が皮の中心に当たり、「ポン」という高い音が鳴ります。 |
これが…ものすごく痛い!!! |
プロの方は、指先を傷めない為に、専用の装具を付けるそうです。
鼓はただ打つだけではなくて、「イヨォー」や「ハー」といった囃子(はやし)をかける役目もあります。演者の動きやシーンに合わせて鼓を打ち、掛け声をかけ、舞台を盛り上げているのだそうです。
続いては能面体験!
実際に被ってみると、視界の狭さに驚きます。 上下左右、見えない範囲がとても多く、特に自分の足元を見ようとすれば、よほど腰をかがめない限り見えません。 |
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能はうつむかずに演技を行うので、演者さんは感覚だけで足元の位置を測っているとの事。
能舞台には必ず四隅に柱があるのですが、これは単に舞台の屋根を支える為ではなく、演者が舞う際の目印となっているのだそうです。
能演目の主人公は、ほとんどが幽霊!?
能面にはいろいろな種類があります。 おなじみの般若面は、女性の嫉妬・怨念・悲しみ・嘆きを表現しているそうです。 約250程の演目がある中で、主人公のほとんどが幽霊というから驚きです! |
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