▼お金が作られる工程を見学!造幣局へGO!
春は桜の通り抜けで有名な大阪の造幣局は、明治4年に創業。 これまで141年間、同じ場所でずっと貨幣を作り続けています。 |
紙幣もすべてこちらで作っている?と思いきや、造幣局では硬貨のみを専門に製造しているんですね~。
見学は予約制で、当日は受付で見学バッジを借りて、販売所で案内の職員さんが来るのを待ちます。 販売所では記念硬貨等の販売を行っています。 |
地方自治施行60周年記念貨幣が、都道府県別に出ています。 これまで販売された県の中で一番の人気は、坂本竜馬が刻印された高知県だそうです。 |
▼案内の職員さんが登場し、いざ見学スタート!
まず簡単な説明の後に、貨幣を製造する工程について説明した映像を見ます。
その後に工場棟へ移動すると、見たこともない機械が沢山並んでいます! 貨幣を作る工程について、機械を見ながら職員さんが詳しく説明して下さいます。 |
▼偽造防止の高度な技術!
500円玉の0(ゼロ)の中に、「500円」という文字が隠れているのを見た事がありますか?
見る角度によって縦線に見えたり、500円という文字に見えたりします。
これは潜像(せんぞう)といい、非常に高度な技術で刻印されていて、偽造を防ぐのに高い効果があるそうです。
旧500円硬貨にはないけれど… | 現行の500円硬貨には潜像が! |
硬貨の周りのギザギザは、何の為にある?
正解は、目が不自由な方が硬貨を見分けやすい様に付けられているのだそうです。 50円や5円の真ん中に空いた穴も、ギザギザと同様に感触で見分ける為なんですね~。 |
昭和26年~33年に製造された10円玉にはギザギザが付いていますが、なせこの時期に作られたものだけなのでしょう?
これは、「一番価格の高い硬貨の周りにギザを付ける」という決まりがあり、当時の硬貨の中では10円玉が一番高価だったからだそうです!(50円も100円も、当時はお札だったのですね)
▼年々減っていく製造量。
硬貨の製造量は年々少なくなっているそうで、バブル当時と比べると、7分の1になっています。
1円・5円・50円の製造数はとても少なく、年間で製造する日はたった数日だけだそうです。なぜそんなに少ないのでしょう?
1円・5円・50円は自動販売機で使えない事が多く、摩擦や落下などで傷む事が少なく、硬貨自体の寿命が長い為だそうです。
よく、販売機に何度入れても戻ってくる硬貨がありますが、あれは削れなどの劣化で重さが基準外になっている為で、こういった硬貨は再度溶かして作り直すのだそうです。 |
国内で使う貨幣の生産量が減ったため、沢山ある製造ラインには休んでいる機械も沢山あります。
これらを無駄にしない為に、来年度からは戦後初めてとなる外国貨幣(バングラデシュ・2タカ)の製造が決まりました。 |
▼工場見学の後は、造幣局博物館へ移動!
造幣局博物館には、古代に使われていた石の貨幣から、現代までに至る様々な貨幣や、外国貨幣など数多くの展示がされています。 |
また、記念貨幣も揃って展示されており、野球シリーズでは各球団の優勝記念の時に発行されたものなどがズラリ。
阪神タイガース優勝記念 | 中日ドラゴンズ優勝記念 | 立体的な記念貨幣 | ||
マリリン・モンロー。イヤリング部はダイヤモンド! | エルビス・プレスリー | ダイアナ妃 |
日常、何気なく使っているお金。製造工程や歴史を見てみると、なかなか面白いものです。
見学は無料で行っていますので、ぜひ大人の社会見学として足を運んでみてくださいね
【大蔵省造幣局】
〒530-0043 大阪府大阪市北区天満 1丁目1-79
(06-6311-0310)
大きな地図で見る
ハピスロ世代 トップページへ戻る |
投票数:316
平均点:5.03
おでかけ情報 |