災害体験・防災教室へ行ってきました

先日レポートした防災教室レポートの続編です。
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▼救急車・消防車を呼ぶ体験!


これまでに病気で救急車を呼んだことがある方は多いかと思いますが、火事や事故に遭遇した際は、動揺してしまい、冷静に行動できないケースが多い様です。

この体験は、どんな状況でも落ち着いて助けを呼ぶ為の練習です。


公衆電話では、非常用ボタンが付いている場合はボタンを長押しします。

非常用ボタンの無い公衆電話の場合は、受話器を上げてしばらく待ちます。
 

ツーという音が聞こえたら、119(消防)または110(警察)を押します。

携帯電話は固定電話や公衆電話と違い、電話番号から発信地域を特定する事ができません。よって、自分の居る場所を明確に伝える必要があります。

また、携帯電話の場合は署から確認の電話が入る場合がある為、着信できる状況にしておく事が大切です。



▼自分の居る場所が分からない場合は?
屋外で事故に居合わせ、現場の地名が分からない場合の確認方法をご紹介いたします。
 
建物で確認する
近くにある建物の玄関付近に、住所表記板が取り付けられています。
  住所表記板で住所を確認しましょう

自動販売機で確認する
2005年以降に設置された自動販売機には、住所表記が義務付けられています。近くに自動販売機があれば、その住所表記を見て伝えましょう。
  自動販売機で住所を確認しましょう
 
 
▼消防ポンプ収納庫とは?


公園や学校などで、「消防ポンプ収納庫」と書かれた物置を見た事がありませんか?

この中には、災害が発生した場合に道路が使用不能となり、消防や警察による消火活動ができない場合に、地域住民が消火・救助活動をする為の可搬式の消防ポンプが設置されています。   消防ポンプ収納庫

お住まいの地域の消防署や役所に行けば「防災マップ」がもらえます。マップには避難所や消防ポンプの設置場所なども記載されていますので、定期的に新しいものと取り替えて常備しておきたいですね。


▼地震で破壊された町には危険がいっぱい!

防災センターの一角では、大地震が起こり、建物が倒壊した街が再現されています。

大地震の後は、必ず余震(揺り戻し)があります。

余震によって、落下しかけていた屋根瓦や窓ガラス、看板などが落下してくる事がありますので、屋外を歩く時は建物の傍は避け、できるだけ道の中央よりを歩く様にしましょう。   地震で倒壊した町は危険がいっぱい!


また、窓際に置いていた植木鉢や電化製品が、ガラスを突き破って落ちてくる事もあります。

自分の持ち物が落下して誰かを傷つける事がない様に、普段から窓際に物を置く際は紐で縛ったり、重いもの・割れやすいものは置かないなどを心掛けたいですね。

もう一つ気を付けたいのが、垂れ下がった電線による感電です。道路に落ちているコード類は、絶対にむやみに触らないでください!


▼初めての救出体験!
次は、家具や柱、がれきの下敷きになっている人を救出する体験です。

部屋の中に入ると、男性がタンスの下敷きになっているではありませんか!

助け出す方法は!?


1) がれきの下に居る人の意識がない場合は、肩を叩きながら声をかけます。
  瓦礫の下敷きになった人を助け出す体験

2) 家具や柱が持ち上がらない時は、ジャッキで持ち上げます。
※車にはタイヤ交換用のジャッキが積んであります。


3) ジャッキで人を動かせる隙間を作ったら、頭を保護しながら、できるだけ平行に体を引き出し、安全な場所へ移動させます。

救出する側も、周りの瓦礫などの落下に注意しながら行いましょう。



レポートは次回へ続きます!

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