風まかせさんの日記 - ハピブロ(日記・blog)
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D3DIARY - XOOPS DIARY MODULE
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センター試験に思うこと
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=43929
2020-01-18T14:24:20+09:00
風まかせ
ニュースの見出しに「天命待つ 最後のセンター試験」とあり、大学入試センター試験がはじまったと報じていた。この子たちは、はたして、大学に入って、学問をしたいのか、教養を身につけたいのか、あるいは「学歴」がほしいのか。はじめはぼく自身、かがやくような心構えをもって「学問」しようと思ったが、まず、記憶するだけでは学問にならないことがわかった。教授や書物から得た知識群を手がたく分析し、また独自の仮説をうちたて、あたらしい理論を組み立てなければならない。いまこの国に必要なのは、そういう知識群であろう。振り返ってみると、受験用の勉強は、学問ではない。受験用の勉強というのは、様々なシステムを記憶し、ゲームの...
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二宮金次郎は泥棒だ
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2020-01-13T21:46:55+09:00
風まかせ
二宮金次郎は泥棒だとAさんは言う。なぜ?金次郎の家は貧しくて、山を持っているはずがないのに、薪(たきぎ)を背負って山を降りてくる、これはあきらかに泥棒ではないか。と言うのである。明治以前は、どの村にも入会山(いりあいやま)という村落共有林があって、金次郎は、そこから薪をとったのでしょう。Aさんは、欧米の留学経験がある。欧米では日常的に、こうした議論をたのしんでいるという。「ディベート」といって、教科のなかに入れているがっこうもあるという。証拠はあるのか?個人的には、ディベートをうとましく思う。日本の場合、議論よりも説明をする。証拠といったものはないが当時はみんなそうだった。状況をきいているわけ...
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清少納言のお正月
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2020-01-04T20:32:23+09:00
風まかせ
清少納言の『枕草子』の第二段には、平安時代の正月風景が描かれている。 正月一日は「空の様子も、人の衣装や化粧も、ふだんとは様子がちがい改まった感じがして、明るく快い」。清少納言はこう記している。新年を迎えて新たな気持ちになることを鋭敏にとらえている一節である。 七日は「雪間の若菜摘み」を取りあげている。「若菜は」は早春の野に芽を出しはじめた食用の若草のこと。これを摘んで食べると邪気を払うとされ、古くから珍重されていた。この民間習俗が朝廷に取り入れられ、正月の年間行事となる。 もともと中国では、正月七日を人日と称し、この日に七種のあつもの(熱い汁物)を食すれば万病邪気をまぬがれるという風習...
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ホモサピエンスの想像力
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2019-12-29T22:12:19+09:00
風まかせ
このところ書籍やテレビなどで「ホモサピエンス」が話題になっている。詳しい内容は専門家におまかせするが、大意、ホモサピエンスだけが「想像力」をもっていたので、生物の頂点に立った、と理解した。フィクションは手ごわい。芥川龍之介の作品に『葱』という短編がある。主人公のお君さんは、カフェのウエイトレスで、ハンサムでハイカラな若いお客の田中君に恋をして、やっと念願のデートが叶う。お君さんは紫紺の御召のコートにクリーム色の肩掛けをして、そわそわと待合わせの場所へ。田中君は、鍔広(つばひろ)の帽子を目深くかぶって洋銀の握りの細い杖をもち、かすかに香水の匂いまでさせている。見るものすべてが美しく夢心地に思える...
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無聊を慰める
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=43679
2019-12-27T22:07:30+09:00
風まかせ
今年もあとわずかですね早いものだ図書館で、知人のAさんと会った。Aさんに「何か探し物でも?」と聞かれ、「じつは…」と「白状」した。この図書館の入口には「リサイクル本(除籍済み)」とシールが張られた本が書棚に並べられ、自由に持って行ってよいことになっている。もちろん返却しなくてもよい。かつては、ここで沢木耕太郎の写真集を見つけた。ときどき、なぜ「除籍」するのだろうと、いぶかしく思う。「いま、酒を控えているので、コーヒーでも飲みましょうか」とAさんに誘われ、図書館前広場の店でコーヒーを飲んだ。新聞によると、イクラ、タラコなど魚卵の「当たり年」で、正月も多少安くなるそうですねとAさんが切り出した。魚...
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小説を書こうか
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2019-12-17T17:02:27+09:00
風まかせ
短編小説を書いてみたらいかがですか?知人にすすめられたこともあり、自分でも考えた。ここに一本のMITSU-BISHI鉛筆がある。ノンフィクションの書き手は、眼でそれを見るのだが、フィクションの書き手は、それを言葉で見る。という禅問答のような話をどこかで読んだ。若いころは、内外の現実を見聞してノンフィクションを好んで書き連ねてきたが、ときに、これでよいのかと思考が朦朧とした。「事実」のなかには、どうしてもフィクションでなければ、あるいはフィクションにしたほうがはるかに強く訴求できる、というものに出会うことがある。これもうろ覚えだが、つねに「ぼんやりとした不安」をかかえていた芥川龍之介は、嘘の形で...
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昭和のオヤジ
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=43206
2019-11-16T02:16:44+09:00
風まかせ
横浜美術館で「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展をみた。印象派の展覧会は、いつも中高年の女性がほとんどであるが、この日は、若い男女、あるいは女性同士のカップルが目立った。印象派は好きだが、この日はピカソにくぎ付けになってしまった。美術館を出て臨港バークのほうへ行くと、若い、といっても中高校生くらいの子どもたちであふれていた。みんな手々手に、アイドル少年のウチワをい持っていたので、アイドルグループのコンサートのようであった。昭和のオジサンが「誰のコンサートですか?」と女の子グループに聞くと、きっと知らないよといった、つけ放した態度で、「なにわ男子」とこ
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郵便ポストが赤いのも
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=41626
2019-07-14T21:47:46+09:00
風まかせ
のっけから文句のような話になるけれど、散歩のときに手紙を投函しようと郵便ポストを探したが、なかなか見つからず、難儀したよ。手紙を書かなくなったからな。郵政民営化に反対というわけではないけれど、サービスのあり方をきちんと考えてもらいたいものだよ。それに、赤くないポストもあるというから、わかりにくい。あれ?ポストの色って、もともと赤と決まっているんじゃあないの?基本は赤だけれど、かならずしも赤でなくてもいいそうだ。へーえ、子どものころ「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんなあたしが悪いのよ」なんて言っていたよね。うん、言っていた。話はそれるが、横浜のI町で生まれ育ったのだけど、子どものころ...
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おしゃべりはつづく。
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2019-07-13T18:07:13+09:00
風まかせ
まだ図書館で会ったAさんと話している。その孫をなごませようと思ってな、駄洒落を連発したら‥まごついた?つまらねえ駄洒落だ。いや、なにそれ?って言って、遊びに行こうと外へ出てしまった。ひたすら駄洒落を考えている人がいるね。そう、勤め人のころ、給料日前なのに、おごるからとしきりに飲みに誘う仕事仲間のBさんがいた。連れていかれたのは、姉と妹で一緒にやっている酒場で、注文してからBさんが「あっちが姉さんで、こっちが妹さん。店を仕切っているのは妹さんだそうだ」って紹介する。つづけて、「だからイモウトコントロールだ」アハハハそれを言いたいがために、給料日前だというのに、わざわざその店に連れて行くんだ。図書...
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おっとり気分で
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2019-07-07T16:46:42+09:00
風まかせ
知人のAと図書館で会った。どうだい、元気そうじゃあないか、お茶でも飲もうかいいね。つゆは明ける気配もないが、雨上がりは清々しい。が、Aは憂鬱そうである。どうした、元気ないね。ああ、孫が不登校でね、この年になると、どう口をはさんでよいかもわからずにね。どうしたものだか。うーん、そうだよな。解決策ではないが、いい話を読んだことがある。何だい?うん、あの岸田今日子さんも不登校だったそうだ。父に怒られても、母に泣かれても、学校が嫌いだった。夏休みがもうすぐ終わりそうな時期になると、母が彼女に「二学期はたのむからいってほしい、もし行って嫌だったらすぐに帰ってきていいから」と説得されて、彼女は仕方なく学校...
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ヨコハマ散歩
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=41378
2019-06-27T18:49:55+09:00
風まかせ
●「よーく考えるのよ!」横浜美術館に行ったが、展示入れ替えのため休館であった。術館前には、整備されたキレイな公園があり子どもたちに人気の噴水があって、年少さんくらいの女の子が噴水をめがけて走った行った。「よく考えるのよ!」は、女の子にお母さんが投げた言葉で、服がずぶ濡れになってしまうからであろう。ぼくが「パパ」の時代は、「行っちゃあダメ!!」の一言だったとおもうが、変わったものだと感心した。●「ちょっとわかりませんね」行きたいところがあって、青年に声をかけてたずねた。お礼を言ってから考えた。この「ちょっと」とは何だろう?ほんとうは、まったくわからないのに。●「ああ、取り返しがつかないな」横浜の...