ひろひろ48 さんの日記
2022
11月
23
(水)
20:30
本文
だいたい週一回は、駅前のそこそこ大きな書店に行っている。トランプ氏がアメリカの大統領になるくらいアメリカ社会の分断、対立が深刻なこと。地球の温暖化が、地球レベルでの環境破壊で人類の未来がかかっていること。コロナの問題、グローバリゼーションによる貧困の問題。ロシアによるウクライナ侵攻、などなど。インターネットの普及で、国境を超えて人々が繋がり、もっと民主的で、平和な世界がくるかもしれないと淡い期待もあったけど。。
出来るだけ多くの情報と、世界中の知恵を知るためにも書店に足が向かう。ネットの情報は、うわべの事実とデマ、うその情報もごちゃまぜ。情報を知るにはいいけど、理解するにはノイズが多く、深い所での分析もほとんど得られないので、やはり書籍が必要。
で、目につく多作の作家が、他にもいるだろうけど、佐藤優と池田清彦と和田秀樹かな、分野がちがうけど。固定のファンもいるだろうし、内容は別にしてタイムリーな話題の内容が多く、価格もお手頃で、ワンシューな感じで、ページ数、文字数が少ないので、速く出版できるためか?「なんとかのトリセツ」がベストセラーになると「なんとかのトリセツ」という新書がいろんな著者で出版される。
で、このところの和田秀樹さんのベストセラーがすごい。60代、70代、80代のことをテーマにした新書が軒並みベストセラーだ。団塊の世代を中心に対象の読者層が厚いからかな。みなさん、健康寿命が気になりますから。
東京新聞の朝刊で、週に一回掲載のコラム「今週の言葉」がよかったので、紹介する。
「生きがい」より<老いがい>の方が、「生」のよりふさわしい表現ではないのか:天野正子
私たちはいつも「生きがい」のことを考えている。しかし社会学者の天野正子は「<老いがい>の時代」のなかでこのように語る。私たちは生まれてからいつも死に向かって歩いている。私たちは常に老いる甲斐を探して生きているのかもしれない。
天野がこの言葉を使ったのは、東日本大震災の津波の大きな被害を受けた一人のきこりの生き方を取り上げた池谷薫の映画「先祖になる」を見て、老いは決してゴールではないと考えたからである。この年老いたきこりは先祖が生きてきた土地にもう一度家を建て、この土地を去った人たちがふたたび戻ってくる礎になろうとする。
私たちは自分の人生しか見ていないが、それは遠い先祖にも子孫にもつながっている。そういう長いときの中で見れば、生きがいよりも「老いがい」のほうが、私たちが求めているものを的確に表現しているように思われる。
by 藤田正勝(哲学者)
<引用以上>
たまたま、その地方で出会った両親から生まれ、その土地で育ち、その土地の言葉を覚え、その土地の風習、人間関係、歴史などを血流とし身に付け、伴侶に出会い、子どもができ、そだて、食べるものを育て、一年を過ごすための備えをし、薪をあつめ、祭りの準備もし、台風とか大雨とか災害に備え、被害があれば力を合わせ復旧し、月日をかさねていく。。。たしかに、すこしでも楽しく、前向きに年を重ねられたら。。「老いがい」か。
個人レベルでなんとかなること、なんとかするしかないこと、、それと、江戸時代かな、ころりという流行り病を乗り越え、スペイン風邪で多くの人が亡くなり、二度の世界大戦でも多くの人が亡くなり、、生き延びてきている者が次の時代を次の世代につなぐため、、「老いる」のかな。。
出来るだけ多くの情報と、世界中の知恵を知るためにも書店に足が向かう。ネットの情報は、うわべの事実とデマ、うその情報もごちゃまぜ。情報を知るにはいいけど、理解するにはノイズが多く、深い所での分析もほとんど得られないので、やはり書籍が必要。
で、目につく多作の作家が、他にもいるだろうけど、佐藤優と池田清彦と和田秀樹かな、分野がちがうけど。固定のファンもいるだろうし、内容は別にしてタイムリーな話題の内容が多く、価格もお手頃で、ワンシューな感じで、ページ数、文字数が少ないので、速く出版できるためか?「なんとかのトリセツ」がベストセラーになると「なんとかのトリセツ」という新書がいろんな著者で出版される。
で、このところの和田秀樹さんのベストセラーがすごい。60代、70代、80代のことをテーマにした新書が軒並みベストセラーだ。団塊の世代を中心に対象の読者層が厚いからかな。みなさん、健康寿命が気になりますから。
東京新聞の朝刊で、週に一回掲載のコラム「今週の言葉」がよかったので、紹介する。
「生きがい」より<老いがい>の方が、「生」のよりふさわしい表現ではないのか:天野正子
私たちはいつも「生きがい」のことを考えている。しかし社会学者の天野正子は「<老いがい>の時代」のなかでこのように語る。私たちは生まれてからいつも死に向かって歩いている。私たちは常に老いる甲斐を探して生きているのかもしれない。
天野がこの言葉を使ったのは、東日本大震災の津波の大きな被害を受けた一人のきこりの生き方を取り上げた池谷薫の映画「先祖になる」を見て、老いは決してゴールではないと考えたからである。この年老いたきこりは先祖が生きてきた土地にもう一度家を建て、この土地を去った人たちがふたたび戻ってくる礎になろうとする。
私たちは自分の人生しか見ていないが、それは遠い先祖にも子孫にもつながっている。そういう長いときの中で見れば、生きがいよりも「老いがい」のほうが、私たちが求めているものを的確に表現しているように思われる。
by 藤田正勝(哲学者)
<引用以上>
たまたま、その地方で出会った両親から生まれ、その土地で育ち、その土地の言葉を覚え、その土地の風習、人間関係、歴史などを血流とし身に付け、伴侶に出会い、子どもができ、そだて、食べるものを育て、一年を過ごすための備えをし、薪をあつめ、祭りの準備もし、台風とか大雨とか災害に備え、被害があれば力を合わせ復旧し、月日をかさねていく。。。たしかに、すこしでも楽しく、前向きに年を重ねられたら。。「老いがい」か。
個人レベルでなんとかなること、なんとかするしかないこと、、それと、江戸時代かな、ころりという流行り病を乗り越え、スペイン風邪で多くの人が亡くなり、二度の世界大戦でも多くの人が亡くなり、、生き延びてきている者が次の時代を次の世代につなぐため、、「老いる」のかな。。
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