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風まかせ さんの日記
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風まかせ さんの日記

 
2018
9月 14
(金)
08:47
多数者は正常か?落語「一眼国」から
本文
清かな風に誘われて、Sさんと近くの緑道を散歩した。

緑道というのは、暗渠(あんきょ。地中に埋設された河川や水路のこと)化された上部を、自然ゆたかな散歩道にしたものである。

しばらくしてから、芙蓉の低木の側のベンチに腰掛けた。
白い芙蓉の花が小さいお椀のようにに咲いている。



どうだい?
Sさんは脳卒中によって左片麻痺となり、左の手脚の動きを「失って」から久しい。

ああ、あいかわらず「障害者」をやってるよ。

障害を負っていると、やはり「色眼鏡」で見られるのだろうな。

ああ、慣れたよ。
障害者といえば、落語の「一眼国(いちがんこく)」を知ってるか?

なんだそれは。

諸説あるが、ざっとこんな話だ。
ある男が旅の途中、「『一つ眼』の少女」と出会った。
これは見世物にすればもうかると連れ去ったが、途中で逃げられてしまった。

これはいかん、と探し回った。
ところが、探しているうちに「一つ眼」に人間ばかりの国(「一眼国」)に迷い込んでしまった。

すると、「一つ眼」の男がやってきて、「あっ、コイツは眼が二つある「二つ眼」だ、こいつは見世物にすればもうかるぞ、と男を連れ去った
落語では、さまざまな演出があるが、大意はこんな感じだ。


これと障害者とは、どうゆう関係があるんだ。

ここで「一つ眼」は、一般的ではなく、ふつう見ることがない、珍しい存在ととらえられている。

そうだな、形態的には存在しないと考えられているからな。

私たちも障害者に対して、こういう目でみていないだろうか。

どうゆうことだ。

つまり、私たちは、ごく単純に「多数者」が「正常」であると考えていると思うんだ。


そうだな、でも、正常だと思っていた「二つ眼」も「一つ眼」の国に行けば、「異なりをもつ者」で、見世物のタネとなるというわけだ。
 
私たちの社会は、この「多数者正常」の原則によって形づくられている。

あらゆる身近な生活のルールなどからはじまり、法律までもがこの原則に基づいているんだ。

この世界には、さまざまな事情によって、いろいろな異形の持ち主は存在する。

そうだな、ただ形態上の問題だけではなく、機能的な点から見ても多数者に属さない者もいる。

そう、たとえば、色覚の多数派に属さない人は、交通信号等多数者本位の表示には識別に不便を感じるが、これなども多数者が正常であるという理由から取り決められているに過ぎない。


それだけではないよ、障害者といえないまでも、「高齢化」もあるだろう。

社会は「スムースに動ける」ことが当然の前提に作られているから、身近なところでは、商店の段差や、神社仏閣の階段など、歳を重ねると難儀なことが多い。

そうだな、健常な人間、つまり多数者中心の社会では、高齢者も「少数者」となり、不便なことが多いな。

こうなると、「思いやり」などのレベルではなく、法律の問題として、考えなくてはならないだろう。


Sさんは、こう締めくった。
正常・異常の別は数の多少にすぎず、価値の高低ではないということだよ。
閲覧(127)
カテゴリー
投稿者 スレッド
風まかせ
投稿日時: 2018/9/15 8:40  更新日時: 2018/9/15 8:40
プラチナ
登録日: 2018/7/11
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 273
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
おはようございます 彩子さん
コメントをありがとうございます。

「頭では理解できても、一般的な多数に身を置いていたい自分がいます」
おっしゃることはよくわかります。そうなんですよね、多数に身をおいているとが日常で、ふつう気にしないものですよね。

娘が左利きで、子供の頃はあえて直さなかったので、大人になっても左利きで、世の中はすべて右利き仕様だと言っていたのを思い出しました。

見せ物小屋は見かけませんね。やはり「差別的」とみられるのでしょうか。
子供の頃見せ物小屋で「笑う猫」というのを見ましたが、考えてみると、かわいい猫はいつも微笑んでいるように見えます。
風まかせ
投稿日時: 2018/9/15 8:28  更新日時: 2018/9/15 8:28
プラチナ
登録日: 2018/7/11
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 273
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
おはようございます フェリさん
コメントをありがとうございます。

そうですか、絵本になっているのですね。
いいことをおしえていただき、ありがとうございます。

この話は毎晩やっているNHK「ラジオ深夜便」で聴きました。
ここに「絶望名言」というコーナーがあり、青春時代難病で寝たきりだった人が、ちょっと勇気づけられた話として紹介していました。

子供の頃に、この絵本を聞かされたら、大人と違った思いをもったものと想像します。
felicita
投稿日時: 2018/9/15 7:44  更新日時: 2018/9/15 8:40
プラチナ
登録日: 2014/6/21
居住地: 九州
: 女性
投稿数: 1399
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
風まかせさん、おはようございます。

東京にいた頃は、近くに暗渠があり緑道をよく散歩しました。
こちらは大きな川が沢山あり、海に向かって流れているのを間近に見ています。


ブログのおはなしを読んでいて、あれ?どこかで聞いたことがあると思い出したのが、この絵本です。







子どもたちが小さかった頃、よく読んであげました。
面白おかしく書いてあるのですが、根底の意味は知らず知らずに頭の中に入っていくのでしょう。
彩子
投稿日時: 2018/9/15 1:53  更新日時: 2018/9/15 1:53
プラチナ
登録日: 2014/1/3
居住地: 埼玉県
: 女性
投稿数: 4659
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
こんばんは

何でも少数は差別されがちですね。
そして差別には同情が生じます。
同情ではなく、許容するべきなのに。

多数であっても一定の民族や宗教に関しては属しているということで差別されることも。
頭では理解できても、一般的な多数に身を置いていたい自分がいます。

ところで見せ物小屋って子供の頃に地元のお祭りでありました。
今でもあるのでしょうかね(・・;)
風まかせ
投稿日時: 2018/9/14 22:23  更新日時: 2018/9/14 22:23
プラチナ
登録日: 2018/7/11
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 273
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
こんばんは おらこさん
コメントをありがとうございます。

すこし離れますが、こんな話を読んだことがあります。
ある村の少女が、朝起きてすぐに顔を洗いたくんまいと、自分だけ寝る前に洗っていました。
すると村人は、あの少女は狂っている、と病院に隔離してしまった。みんなと同じことをしないのはおかしいと言うのです。

これは洗顔の話ではなく、みんなと同じことをしないとおかしいと言われることに恐ろしさを感じます。
orako
投稿日時: 2018/9/14 21:13  更新日時: 2018/9/14 21:14
プラチナ
登録日: 2017/1/17
居住地: 岡山県
: 女性
投稿数: 1606
 RE: 多数者は正常か?落語「一眼国」から
こんばんは

面白いお話でした。

結局、正常とは「ありふれたもの」と言うことですね。
世の中はありふれたものを基準に考えられている。それはつまらないことですね。
人と違うことは個性的であり、その個性から見れば感じ方も異なり、ありふれた目で世間をみていない。1段も2段も、深くものを考えられているかもしれない。

障害=ありふれてないもの。個性的で貴重なこと。そんな風に思えてきました。

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