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デイドリーム さんの日記
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デイドリーム さんの日記

 
2019
12月 2
(月)
02:47
アイリーンの生き様と、その最期 (2年前の日記)
本文
金曜日、やっと声が出るようになって、咳も治まって来たので、久々に外に出かけた。

この日は、肌寒かったものの、お天気が良くて、海岸沿いの魚屋に買い出しに出かけたりもした。
大根が喉に良いと聞いたので、魚屋でイカを買い求め、イカと大根の煮物を作ったりした。

家の前で、近所の年輩の女性に会った。
この人は、いつも犬を連れて歩いてるので、今日は犬はどうしたのかと思って聞くと、
「今、ヘア―ドレッサーの所に、カットしてもらいに行ってるのよ」とのこと。

それから、彼女は、「あなた、アイリーンが亡くなったって知ってる?」と聞いてきた。

アイリーンは、我が家の玄関を隔てた隣の家の1階に住んでいた高齢の女性。
ガーデニングが好きな上品な感じの女性だった。

彼女とは、滅多に話したことないけど、ガーデニングが大好きな人で、二年ほど前までは、
ガーデニングにいそしんでいた。

二年前までは、彼女の庭は、いつも、季節の花で溢れかえっていた。

しかし、いつの頃からか、彼女は庭に出てくることもなくなり、庭は荒れ放題になってきていた。

アイリーンは、今年の夏頃まで、この家に住んでいたのだけど、それから、
ケアホームに行ったとのことで、いつの間にか、姿を消していた。

2年前までは、アイリーンのお孫さんという若い男性が家族連れできて、ガーデニングや、家の
修理などを手伝っていた。
しかし、何故か、そんな彼も、2年前くらいから、ぴたりと見かけなくなって、どうしたのだろうと思っていた。
風が強いので、フェンスは壊れ、以前は、この孫さんが修理をしていたものだが、今は、フェンスは、
壊れたままになっていた。

ゴミ箱(ウィーリービン)も、強風で倒れ、私や、近所に住むパムが直したりしていた。
パムは、やはり、隣に住んでいたケンの娘さんで、今年の夏、父親のケンが高齢のため、他界した。

近所の女性から、アイリーンが亡くなった知らせを聞いて、何だか涙が出てきそうになった。
隣の2階のフラットに住むケンが亡くなり、同じ年に、1階に住むアイリーンも亡くなった。

最後にアイリーンを見かけた頃、ゴミ出しを、夫が手伝おうとした時、「いいのよ。自分で、何でも、やらなきゃいけないの。人に頼ってられないのよ」と言って、夫は、断わられたそうだ。

そして、杖を突きながら、必死で、ウィーリービンを外に出そうとしていたという。

イギリス人の高齢者というのは、本当に、最後の最後まで、自立して生きようとする。
人には、出来るだけ頼らないように自分の力で何でもやろうとする。

"Independent" ということが、どれだけ大切かと言うことを、この国の人々を見てると、つくづく
感じてしまう。

それでも、アイリーンの人生を、まわりの人(近所の人)から聞いたところでは、苦難に満ちていた人生だったのだと感じさせられた。

ずいぶん前に、アイリーンは、娘さんを癌で失くしたようだ。
自分の子供を親より先に失くすことほど、悲しいことはないと思う。

私など、考えただけで、胸がはりさけそうになる。そういう悲しみに彼女は耐えてきたのだ。

私が、日本から帰って来た2009年、アイリーンとは門の前で会って、その時、彼女は、悲しそうな顔をして、いきなり私に、「母をなくしたの」と言ってきた。

私は、彼女をハグして慰めたのを覚えてる。
アイリーンのお母さんは、それまで健在だったということで、かなりのお年だったのだろうと思われる。
そういえば、アイリーンは、数年前、「母が100歳になるの」と言って、私は、「それじゃ、エリザベス女王から、直々のお祝いのお手紙をもらえるんですね?」などと話していたのを思い出す。

それから、彼女には、私たちがコーンウォールに旅行に行くときなど、夫が育てている庭のトマトの水やリなどを頼んだりしたこともあった。
高齢の彼女に、こんな仕事を頼むのは気が引けたけど、彼女は、快く引き受けてくれた。

そして、トマトが鈴なりに実った時は、勿論、アイリーンにも、おすそ分けした。
その時の、彼女の嬉しそうな顔が忘れられない。

アイリーンの庭は、このあたりでも、見事なくらいコーディネイトされていて美しい庭だった。
表庭、そして裏庭の木々や花も、私たちの2階のキッチンから見ることができた。

庭の木々や花々だけではなく、常に整備されて、掃除が行き届いていて綺麗な庭だった。

今年の秋頃、アイリーンが認知症になったと聞き、そうなのか?と思ったけど、家まで訪ねて行く
勇気はなかった。
アイリーンには、隣町のルイスに住む息子さんが一人いる。
でも、彼が、訪ねてきたのを見たことがない。

老人ホームに入って、1か月後くらいに、家は売りに出されて、アイリーンの息子さんとやらが、家を片付けにやってきた。

家はエージェントに売りに出された途端、すぐに売れたようだ。

しかし、カーテンは破れたまま、あんなに、家をきれいにしていたアイリーンが、とても気の毒に思えた。家族がいても、認知症になった途端、ほったらかしにされて。

いや、アイリーンが元気な時も、息子さんは、殆ど訪ねてくることもなかった。

淋しいな。なんて淋しいんだろう。娘に先立たれ、そして、近くに住む息子は、訪ねても来ない。
アイリーンは愚痴など一言もいうひとでは、なかったけど、それだけに、その孤独は、計り知れない。

家族から大切にされるということは、何よりも、一番、人間にとって必要な事なのに。

私は、彼女のように、潔く生きれるだろうか?

アイリーンは、先々週の月曜日に、インフルエンザから肺炎になり、病院で順番待ちをしている間に
亡くなったそうだ。

今年は、イギリスで、インフルエンザの患者が激増していて、救急病棟では、4時間の待ち時間が、8時間と倍になっているそうだ。

それでも、家族に看取られながら、亡くなったのなら、まだ救われるんだけど。

私は小さな花束を作って、アイリーンの家のドアの横に、そっと置いた。

天国から、彼女が、微笑んでくれていることを願いながら。

アイリーン。。。今頃、天国で、娘さんやお母さんと再会しているだろうか?


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